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子育てのためフルタイムをやめる予定 ずっと扶養内で働いても家計は大丈夫?【家計簿チェック】

お金のプロがズバリ!家計簿チェック 今回答えてくれるのは佐藤ななみさん

目次

“お金のプロ”がズバリ!家計簿チェック

Q. 子育てのためフルタイムをやめる予定 ずっと扶養内で働いても家計は大丈夫?

これまでフルタイムの共働きでやってきましたが、来年、上の子が入学するのに合わせ、子どもとの時間を優先して、扶養内で働くスタイルに変えたいと思っています。

子どもたちにはこれから、習い事などやりたいことをさせてあげたいです。また、できれば公立、家から通える所で大学まで行かせる考えです。

将来に向けて、つみたてNISAなど資産形成にも取り組み始めましたが、私はずっと扶養内で働いても大丈夫なのか、いずれはフルタイムに戻った方がいいのか、アドバイスをお願いします。

A. 金銭面だけで考えるなら可能 環境の変化に柔軟に対応して

児童手当を含めた世帯の手取り年収約730万円のうち、約320万円を蓄えに回している堅実家計です。扶養内で働くということは、妻の年収は最大でも130万円以内に、従業員数101人以上の職場ならば106万円以内にまで下がることに。手取り年収は210万~230万円ほど減ることになりますね。

教育費の支出増も織り込むと、黒字幅が目に見えて縮小することは明らか。かといって、当面はこれまでの蓄えを取り崩す生活には至らないでしょう。資産形成も規模を縮小して継続していくことが十分に可能だと思います。

「ずっと扶養内でも大丈夫か」ということについては、あくまで金銭面だけで考えるなら、金融資産の残高等を考慮しても可能であると思います。一方で、しばらくは育児を優先するとして、子どもは日々成長するもの。育児を卒業したその先のさらに長い人生設計を考えたときには、再び仕事に打ち込む選択肢もあるのかもしれませんね。

今の気持ちを大切にするのと同じように、10年後には10年後の、20年後には20年後の気持ちに従えばいいと、少し気楽にお考えいただけたら幸いです。また、扶養の条件や教育関連の支援策など、各種制度も徐々に変わっていくものです。社会環境の変化に合わせて柔軟に対応していくことも重要かと思います。

記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

お金のプロがズバリ!家計簿チェック 今回答えてくれるのは佐藤ななみさん

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この記事を書いた人

ライフプランを柱に、家計管理・住宅資金・保険・資産形成に関する講座やコンサルティングを展開。NPO法人ら・し・さ理事として、終活やエンディングノートの普及・啓発活動にも取り組む。

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