貯蓄計画をどう進めれば? 年金の運用先も知りたい
Q.
これまで、収入は自己投資に費やし、貯蓄のことは全く考えてきませんでした。ここ2年ほどで結婚を意識するようになってから、急ピッチで貯(た)め始めたところです。
だからと言って、何のためにいくらぐらい準備すればよいのか具体的な計画はなく、とにかく「年100万円は貯まるように」が目標です。これから、どのようにライフプランを考えて貯蓄計画を進めていけばよいでしょうか。
職場には、確定拠出年金制度が導入されています。運用先をどうしたらよいか分からず、元本が保証される『貯蓄型』に全額を入れています。
A.
毎月5万円、賞与時34万円で、年128万円が自動的に蓄えられる仕組みを構築されています。
結婚資金の内訳は、(1)挙式・披露宴費用(2)ハネムーン費用(3)新生活準備費用…が挙げられます。「何にいくら?」は、それぞれどのようにしたいのかによって大幅に動くところ。まずは希望の形を具体的にイメージしてみましょう。実現のためにいくら必要か、情報収集しやすくなると思います。
ご結婚の時期については「数年以内」とのこと。現在の貯蓄残高と今後の貯蓄計画を総合すると、よほど派手なことをしない限り、十分な準備が可能なのではないでしょうか。
確定拠出年金については、「職場が制度を導入、運用先を選ぶよう言われたが、どうしたらよいか分からない」という声を頻繁に耳にします。これを真に理解するには、学びや経験を重ねる必要がありますが、あと20年は運用できるのですから、積極運用タイプで積み立てては。元本保証タイプは、年金受給開始を目前に控えた世代が、蓄えた資金を減らさないためにある選択肢です。
結婚資金にメドが付いたら、天引き貯金の一部を老後資金に回してもいいかもしれませんね。職場の制度上、もし可能ならば、確定拠出年金に掛け金を上乗せ拠出する『マッチング拠出』も一つの選択肢です。
さとう ななみ
「お金ともっと仲良く!」を合言葉に『佐藤ななみのおかねの教室』を主宰。家計・住宅・保険・資産運用の講座や相談業務を展開中。書類整理やフリーランス向けワークショップも人気。
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