保険を見直したら「貸付金残高」が… 無駄省き必要最低限にするには?

Q.

今年の初めにマイホームを購入し、夏には会社を辞めて独立しました。生活の変化を機に、前々から高いと思っていた生命保険を見直したいと考えています。

1年半前、以前からの担当者に相談して入り直したものの特に安くもならず…。その後から、身に覚えのない「貸付金残高のお知らせ」という通知が届くようになり戸惑っています。

募る保険への不信感と、投資に興味を持ち始めたこともあり、無駄な保険を徹底的に削って投資に回したいです。本当に必要な保険だけを、最低限の支払いで組むための考え方を教えてください。


A.

身に覚えのない「貸付金残高」とはモヤモヤするお話ですね。詳細を伺ったところ、「やめた」つもりの前契約は、保険料の払い込みは止めたものの、保障は続いていたようです。

生命保険には、保険料を支払わなくても、すぐには保障が切れないための仕組みがいくつか備わっています。『自動振替貸付』もその一つで、それまでに積み立てられた資金の一部を、契約者に貸し付けた形にして保険料に充当、保障を継続していきます。当然ながら、積立金は期間の経過とともに消費され、いつかはなくなってしまいます。前契約には、この仕組みが働いていたようです。

新契約で十分な保障を確保したのであれば、前契約はその時点で解約してもよかったはず。前契約の積立金も減らずに戻っていたでしょう。ただ、そうなると担当者の営業成績にとってはマイナス要因に。保険料の停止はしっかり手続きされているところを見ると、あなたの損失より担当者の成績が優先されたようです。

最も合理的な保障設計の方法は、保険には「明日の数千万円を準備する」という保険にしかできない仕事だけを任せることです。ちょっとした出費への備えは預貯金のほうが、長期的な資産形成は投資のほうが本来、向いているのですから。公的保障など既にある資源もフル活用したいですね。


さとう ななみ

「お金ともっと仲良く!」を合言葉に『佐藤ななみのおかねの教室』を主宰。家計・住宅・保険・資産運用の講座や相談業務を展開中。書類整理やフリーランス向けワークショップも人気。
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