ライフスタイル急変で家計が不安 生命保険の適切な金額も知りたい
Q.
春に出産を控え、産休に入ったところです。育児休暇は、子どもが3歳になるまで取得できますが、手当が出るのは1歳になるまでです。
結婚・妊娠・出産とライフスタイルが急変する中、家計のバランスをどのように取っていけばよいのか知りたいです。これから車の買い替えやマイホームも考えており、そのための貯金も必要です。子どもが生まれたら、学資保険にも加入したいと思っています。
今の一番の悩みは生命保険です。夫婦それぞれに職場で勧誘を受け、よく分からないまま加入しています。適切な金額はいくらぐらいでしょうか。
A.
産休・育休期間について、手当が支給される間は貯蓄可能額が少々減るものの、収支に問題はなさそうです。一転、妻が無収入となると、年100万円超の赤字が予想されます。これについては、お悩みの生命保険を見直すことで大部分がクリアできそうです。
「適切な金額」とは、万一の保障額のことですか? それとも支払う保険料のこと? いずれにせよ、ここで真に重要なのは「思考の筋道」です。
何のための保障か(加入目的)、それにはいくら必要か(費用総額)、準備済みの資金はいくらあるか(貯蓄や公的保障、配偶者の収入等)、よっていくら不足するか(必要保障額)、それはいつまで必要か(保障期間)…を順に考え、あるべき保障の形を導き出します。
次のステップでそれらを過不足なくカバーできる保険商品等を探します。公務員の場合、職場の共済が最も有力な選択肢となることが多いようです。
現在ご加入の保険は、貯蓄型も多いそうですね。ただ、ご年齢から加入時期を考えると、金利環境として好ましい状態は想像しづらく…。保険は掛け捨て型で最小限に絞り、差額は預金や投資へ。学資保険の加入も控えたい時勢です。
マイホームの情報収集には早めに取り掛かって。知っておきたいことが山ほどあります。
さとう ななみ
「お金ともっと仲良く!」を合言葉に『佐藤ななみのおかねの教室』を主宰。家計・住宅・保険・資産運用の講座や相談業務を展開中。書類整理やフリーランス向けワークショップも人気。
https://kakei773.com
相談者募集!
ななみ先生に家計相談したい読者を募集しています。紙上では仮名とさせていただきます。家計収支用(紙面参照)と住所・指名・電話番号を書いて下記へ。WEBでも受け付け中!
〒860-8506 ※宛先住所は不要
くまにち すぱいす 「家計相談」係
FAX 096-372-8710
spice.spice@kumanichi.co.jp
採用分には商品券3000円分進呈。
次回の予定は
将来、無理はしたくない
貯蓄や節約方法教えて
お楽しみに!
コメント
0