将来に向けた貯蓄について悩む 家賃は安いが、保険は未加入で…
Q.
社会人4年目の独身です。今は遠距離ですが、ゆくゆく結婚を考えている彼がいます。将来を見据えるに当たり、どんなことにお金がかかるのか、お互いの貯蓄はいくらぐらいあればよいのか分からず不安です。
熊本には転勤で来ており、家賃が安いのは官舎に住んでいるからです。代わりに帰省費や旅行代などの支出がかさんでいます。
保険にもまだ加入していません。何か考えたほうがよいのでしょうか。この先、どのようにお金を使っていけばよいのか、どのように貯(た)めていけばよいのか、アドバイスをお願いします。
A.
結婚を見据えた貯蓄については、どのように新生活を始めたいのか次第だと思います。盛大に結婚式を行うのか、身内でのささやかな披露宴にするのか、あるいは婚姻届を提出するだけにするのか…。具体的なイメージを描いて必要な情報を集めましょう。
結婚後も官舎に住み続けるなら、入居費用も心配するほどの金額にならないのでは? 親元を離れて自活されていますので、一通りの家財道具もお持ちですよね。あとは引っ越し時の輸送費用ぐらいでしょうか。
ところで、職場の福利厚生制度により住居費が安いご家庭に見受けられがちなパターンが大きく2つあります。まずは、家賃相場との差額を「家賃のつもり貯金」として蓄えているご家庭。後にマイホームを持ちたいとき、蓄えた資金は頭金へ、月々の積立枠はローン返済枠へスムーズに移行できます。一方、楽しく使ってしまうご家庭は蓄えに乏しく、緩んだ財布のひもを締めるのは至難の業です。
すでに毎月一定額の積み立てに取り組んでおられますね。この分は改めて「家賃のつもり」と見立てて、長期の資産形成と位置付けましょう。楽しむための資金は別枠で確保できれば理想的ですね。
保険は現状、特に必要なさそう。保険料分は蓄えておいたほうが合理的な備えとなるはずです。
さとう ななみ
「お金ともっと仲良く!」を合言葉に『佐藤ななみのおかねの教室』を主宰。家計・住宅・保険・資産運用の講座や相談業務を展開中。書類整理やフリーランス向けワークショップも人気。
https://kakei773.com
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