夫の単身赴任が終わり手当減 毎月の支出が赤字になってしまう

Q.

夫の単身赴任が終わり、ようやく家族そろって生活できる日々が戻ってきました。安心したのもつかの間、手当が無くなり残業がない月は赤字になることに気付きました。

マイホーム計画を進めていた矢先のことで、このままではマイホームどころか家賃の安い所へ移らねばならないのでは…と不安です。立て直し方を教えてください。

給与手取り額は、残業のない月の金額です。返済中のローンのうち、奨学金1万1000円は今年9月で終わります。ゆくゆくは私も働くつもりでしたが、思い切って早めることも考えています。

A.

まずはご家族そろっての生活再開、おめでとうございます。収支表を拝見すると、月7万円の赤字。もしかしたら残業のある月も黒字にまではならないのかもしれませんね。ここは大胆な改革が必要です。

既に、外食を控えて2万円弱の節約に成功。生命保険も無駄なく見直しが済んでいます。教育費のうち1万円は、お子さん本人があまり熱心になれない習い事をやめる予定ですね。ほかは私立幼稚園の月謝や認可外の一時預かり保育料が中心で、削減は難しそうです。

細かな部分ですが、電気の契約アンペア数はどうなっていますか? 同時に使用する電力が抑えられれば契約アンペア数を落とし、基本料金を下げることができます。試しに、家中のすべてのコンセントを一度抜いてみませんか。その上で、どうしても常時通電が必要なものだけ差し直してみましょう。ほかは、使用時のみ電源を入れるようにすると待機電力を大幅にカットでき、使用中の電化製品も把握できるようになります。その際、スイッチ付き電源タップを利用すると便利。やってみると意外と侮れない金額が節約できるものです。

それでも、節約だけで完全に黒字転換を図るのは難しい気がします。マイホーム計画を見据えて、徐々にお仕事を始められる必要があるように思います。


さとう ななみ

「お金ともっと仲良く!」を合言葉に『佐藤ななみのおかねの教室』を主宰。家計・住宅・保険・資産運用の講座や相談業務を展開中。書類整理やフリーランス向けワークショップも人気。
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