教育と老後のために貯蓄を開始 住まいと車所有はどうすれば?

Q.

今春、婚姻届を提出したばかりの新婚夫婦です。毎月の家計は、夫の給料の範囲で生活、私の給料には手を付けず貯蓄していく方針です。

数年内に子どもが3人欲しいと思っています。将来の教育資金と、その後の夫婦の老後資金が貯蓄の目的です。出産しても、できればフルタイムで仕事は続けていきたいです。

現在は車を持たず、必要なときにカーシェアを利用しています。車の購入も検討していますが、来客用に借りている駐車場の形状もあり、普通車か軽自動車か迷っています。住宅についても、持ち家がいいか借家がいいか、教えてください。

A.

ご結婚おめでとうございます。ご夫婦の方針をしっかりと話し合い確立していらっしゃるのですね。

既にNISAによる積立投資や債券運用なども採用されています。ただ、せっかく合理的な運用手段をご存じなのに、個人年金保険を継続されている点は残念。早めに損切りし、保険料分をiDeCoやNISAへ移行したいところです。

さて、車について。駐車場の都合でお悩みのようですが、主な選択基準はそこでしょうか。まず車の使用目的があって、購入費や維持費などの事情が付随するように思います。駐車場を変えることはできませんか? そもそも現時点で契約駐車場は必要? 周辺にコインパーキングが充実したエリアにお住まいとお見受けしました。来客頻度にもよるでしょうが、「その時々に借りる」のはいかがでしょうか。

住宅は、持ち家と賃貸それぞれに異なるメリットがあります。持ち家は、資産となる代わりに維持管理のコストが必要です。家族の事情が変わっても同じ家に住み続けるのが前提ですね。賃貸は、ライフステージに応じた住み替えの自由度が高い代わりに、いくら家賃を払おうと自分の物にはなりません。どちらがいいかは価値観次第。理想の暮らし方を詳細にイメージし、それに沿ったシミュレーションをしてみてください。


さとう ななみ

「お金ともっと仲良く!」を合言葉に『佐藤ななみのおかねの教室』を主宰。家計・住宅・保険・資産運用の講座や相談業務を展開中。書類整理やフリーランス向けワークショップも人気。
https://kakei773.com

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