同居する実家を建て替え予定 増税やローン金利について教えて
Q.
実家に同居しており、今のところ住居費の負担はありません。近くこの家を私たち夫婦で建て替える計画で、消費税率アップが気になります。現行税率の適用を受けるには、いつまでに契約すればよいでしょうか。
住宅ローン金利について、銀行からはやたらと固定タイプを勧められますが、どうしてでしょうか。住宅ローン減税分より利息が安い変動タイプの方がお得に感じるのですが…。
貯蓄は、10代からコツコツとアルバイトや投資などをして蓄えた私個人のもので、妻の分は不明です。収入は逆転していて私が妻に扶養されています。
A.
まずは消費税の件。今のところ2019年10月から10%に上がる予定です。過去に二度も延期されていることを考えると「次は果たして…?」と思わないではありませんが、引き上げの方向で構えておく必要はあるでしょう。
住宅にかかる消費税は原則、引き渡し日の税率が適用されるとお考えください。2019年9月30日までの引き渡しであれば8%、10月1日以降なら10%です。
ただし、注文住宅の場合、工期のズレなども考えられることから、同年3月31日までに契約していれば、引き渡しが遅延しても、現行通り8%の税率が適用されます。
住宅ローンの「固定vs変動」については、表示金利だけでは何とも言えず…。目先の金利は低くとも、半年ごとに金利を見直すのが変動タイプです。将来の金利上昇リスクを踏まえると、私も今は固定タイプが基本かなと思っています。
一方で、借入残高が少なければ金利上昇の影響が抑えられるのも確か。いつでも繰り上げ返済できる余力がある人は、より低利の変動タイプを選ぶのも一つの選択肢です。重要なのは、全体を見通した戦略。選択肢の全てについて、あらゆる条件を出し尽くした上で決定しましょう。
最後に、住宅ローン減税を受けるなら、借り入れは妻名義の方がよさそうです。
さとう ななみ
「お金ともっと仲良く!」を合言葉に『佐藤ななみのおかねの教室』を主宰。家計・住宅・保険・資産運用の講座や相談業務を展開中。書類整理やフリーランス向けワークショップも人気。
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