収入に見合う貯蓄ができない… どこをどのように見直せば?

Q.

育児休暇を取得していた昨年、一時的に収入が減ったため、貯蓄を取り崩しました。

住宅は5年前に購入し、大容量の太陽光発電システムを装備しています。投資額も大きいですが、電力の固定買い取り価格が今よりも高い時期だったので、太陽光ローンの返済分を差し引いても若干の黒字になっています。

積立定期預金は車の維持や買い替え用として。他に貯蓄といえば、児童手当を子ども名義の口座に残すのみです。収入は決して少なくないと思うのですが、それに見合う貯蓄ができません。どこをどのように見直せば貯蓄できるでしょうか。

A.

素晴らしい売電実績ですね。ローン返済中の今は、黒字を「若干」と感じるかもしれませんが、投資額から計算すると、収益率は10%を上回っています。これがあと15年は固定的に継続する契約。ローン返済が終わる5年後からは、家計への貢献度はますますアップしそうです。

気になるのは、年間84万円もの生命保険料です。うち39万円の学資保険分は貯蓄にカウントするとして、保障に年間45万円は状況からみて過大な気がします。

夫に万一の事があった場合、住宅ローンは保険で完済され、車の維持費は1台分に。また、夫が契約者である学資保険は払込免除となり、小遣いや携帯電話料金、生命保険料など夫固有の支出も不要となります。公的遺族年金の受給額と妻の収入を勘案すると、「保険はなくていいかも!?」とも言えそうな状況です。

一方で、妻に万一の際はどうでしょう。住宅ローンは丸残りではありませんか? 夫への遺族年金は、妻の受給額と比べ目に見えて少ないですよ。育児負担が集中することで、夫は収入も減るかもしれません。

生命保険は、万一の事態をこのように具体的に想定して今一度、見直しを。必要な保障を確保した上で支払いを大幅に引き下げることは、十分に可能です。貯蓄財源は、ここから楽に捻出できますね。


さとう ななみ

「お金ともっと仲良く!」を合言葉に『佐藤ななみのおかねの教室』を主宰。家計・住宅・保険・資産運用の講座や相談業務を展開中。書類整理やフリーランス向けワークショップも人気。
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