将来の家計考え借家から持ち家に 増税の影響やベストな購入時期は?
Q.
特にマイホーム志向が強いわけではありませんが、年金で今の家賃を払い続ける自信もなく、そのうちマンションを購入したいと考えています。
住宅ローンを組める年齢には限界があると思いますし、消費税増税の影響も気になります。いつ頃、実行に移すのがベストでしょうか。
生命保険料のうち年80万円は、教育資金の積立を目的とした終身保険の分です。残り30万円は夫婦のがんや医療の保障、夫の死亡保障です。医療保険は入院時の保障には必要性を感じませんが、先進医療特約が目当てで加入しています。
A.
マンションは「新築にこだわりません」とのこと。中古の場合、多くは個人間の売買になると思いますが、消費税は「事業者が提供する商品やサービス」に課される税です。不動産業者などが所有する物件を除いて、消費税は掛からないとお考えください。
また、「駆け込み需要で値上がりするのでは?」とのご心配も。相場の影響は否定できませんが、ここは売り手の個別事情にもよるところで、何とも言えず…。
住宅ローンは、借り入れ自体は当面可能だと思います。ただ、「年金で家賃を払うのが…」という動機を考えると、あまり悠長に構えてもいられないかと。開始が遅くなるほど返済期間は短くなり、毎回の返済負担が重くなってしまいます。
したがって「速やかに」取りかかるのがベストといえるでしょう。まずは、オープンルームの見学に出かけてみては。“選択眼”を養いつつ、物件に対する希望も具体化していけると思います。
マイホームの計画を進めることで、生命保険も大幅に再構築できそうです。住宅ローンに付帯される最新の団体信用生命保険には、がんの診断や病気・けがの入院、先進医療まで保障するものもあり、金融機関によっては保険料を負担してくれる場合も。積立部分も含めて、全体的な視点で見直したいところです。
さとう ななみ
「お金ともっと仲良く!」を合言葉に『佐藤ななみのおかねの教室』を主宰。家計・住宅・保険・資産運用の講座や相談業務を展開中。書類整理やフリーランス向けワークショップも人気。
https://kakei773.com
相談者募集!
ななみ先生に家計相談したい読者を募集しています。紙上では仮名とさせていただきます。家計収支用(紙面参照)と住所・指名・電話番号を書いて下記へ。WEBでも受け付け中!
〒860-8506 ※宛先住所は不要
くまにち すぱいす 「家計相談」係
FAX 096-372-8710
spice.spice@kumanichi.co.jp
採用分には商品券3000円分進呈。
次回の予定は
ちゃっかり! 家計学
お楽しみに!
コメント
0