積立投資の成果がイマイチ… 運用と再就職についてアドバイスを!
Q.
1年ちょっと前からiDeCoを始めました。夫婦それぞれの名義で毎月1万円ずつ積み立てていますが、専業主婦である私にとって、所得控除のメリットはありません。ファンドは、国内株式と金を選択していますが、今のところ運用成果も思わしくありません。このまま続けるべきでしょうか。
第2子出産を機に、パートを辞めて専業主婦になりました。第2子が小学校に上がる頃には再就職したいと考えていますが、パートの収入で2人の子の教育資金がまかなえるのかどうか不安です。将来のことを考えるとやはり正社員を目指すべきでしょうか。
A.
まずはiDeCoの件。おっしゃる通り、専業主婦には所得控除のメリットは生じません。しかし、そこはiDeCoの本質にあらず。長期間にわたりコツコツ積立投資を継続することで、安定した資産を形成することが目的です。税制優遇はあくまで“おまけ”と再認識しましょう。
とはいえ、会社員である夫には、積立上限の月2万3000円まで、まだ枠が残っています。妻名義で積み立てている分も、夫名義に寄せた方が税制上有利であることは確かです。
運用成果については、まだまだ全く語る時期ではありません。積立投資において、積立期間中の投資対象の値下がりは、ファンドの平均買付単価を引き下げることを意味しており、むしろ望ましいことです。上げ下げを繰り返しながら、20~30年の長いスパンで大きく育てていくのが積立投資の醍醐味(だいごみ)。放ったらかしでひたすら積立を継続してください。
再就職は、本音では「扶養の範囲で家庭とのバランスを取りつつ」が希望とのこと。でしたら、“ありたい姿”に従うのが最善ではないでしょうか。教育資金については、既にお持ちの資産や将来へ向けた取り組みを拝見するに、きちんと回っていくのでは。お金に対する不要な“べき”から、どうかご自身を解放してあげてください。
さとう ななみ
「お金ともっと仲良く!」を合言葉に『佐藤ななみのおかねの教室』を主宰。家計・住宅・保険・資産運用の講座や相談業務を展開中。書類整理やフリーランス向けワークショップも人気。
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