中学生からの教育費が不安 蓄えのためにiDeCoにも興味が
Q.
自宅の屋根と実家の空いている土地に太陽光発電システムを導入しました。固定買取単価はどちらも40円台。自宅は10年、実家の方は20年が保証されていますが、その後はどうなるか分かりません。
子どもたちが中学生になる頃からはお金がかかるようになると思いますし、私たち夫婦もいつまで健康で働けるか分かりません。今のうちにできる限り蓄えておきたいと考えています。
今、iDeCoに興味を持っています。住宅ローン控除を受けている最中ですが、名義は全て夫です。私の名義で積み立てるなら、税制上の恩恵を受けられると考えていいでしょうか。
A.
太陽光発電は売電価格が今の倍近くだった時期の契約。素晴らしいタイミングで投資を決断されましたね。固定買取価格の保証期間はいずれ終わりますが、その後も買い取りが行われないわけではないと思います。もしかしたら、その頃には新しい技術や制度が生まれているかもしれませんね。様子を見ながら次の手を考えましょう。
ご実家の土地からの発電分については、夫の事業所得として申告しているとのこと。お子さんが中学生になる頃には、太陽光ローンが完済となり、その後もしばらくは現在の買取単価が続く予定です。これにより差引手取額は年80万円ほど増えることに。ご心配には及ばないでしょう。
さて、iDeCoの税制メリットの一つは、年間積立額の全額が所得控除になること。所得税の最低税率が5%、住民税の税率が10%であることから、軽減される税額は年間積立額の15%~(ただし実際の納税額が限度)。イマドキの預金利息と比較すると破格のリターンだと思います。まず、妻の名義で行う分は、年収から考えて十分な税制メリットが生じそう。また、夫についても年収や住宅ローン控除を受けてもなお納税が発生しているとのことから、同様に減税が受けられるはずです。あとは末永く健康で働き続けるための投資も大切にしたいところですね。
さとう ななみ
「お金ともっと仲良く!」を合言葉に『佐藤ななみのおかねの教室』を主宰。家計・住宅・保険・資産運用の講座や相談業務を展開中。書類整理やフリーランス向けワークショップも人気。
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