住宅取得予定も返済に不安 収入増のため夫は転職も視野に
Q.
現在、親戚宅にお世話になっており、家賃の支出はありません。その分、多めに貯蓄できていますが、来春を目標にマイホーム計画を進めており、住宅ローンの返済が始まれば同じ状態は続きません。この先、子どもの教育費など支出が増えていく中で、住宅ローンを返済しながら貯蓄できるのか心配です。
子どもは2人希望。正直、現在の収入では厳しいと感じており、夫は転職も考えています。ただ、転職直後だと住宅ローンを組むのは難しいと思いますので、時期について悩むところです。
生命保険は相談して見直しましたが、まだ高いようにも思います。
A.
住宅ローン返済額は、今のところ月9万円の計画ですね。引き渡しまでに1年以上あるので、その間の金利変動にも注意を払っておきたいところです。大枠の方針を定めつつ、金利環境が急変しても柔軟に方針転換ができるよう、並行して2~3の選択肢を持っておくといいですね。
消費税率が10%に上がった後の引き渡しとなりますが、今年3月31日までに契約を済ませておけば8%のまま購入可能。間に合うよう決断したいところです。
夫の転職について、時期もさることながら、その動機も大いに気になります。収入は、働く上で非常に重要な要素。これを増やすために一念発起することに反対する理由はありません。もちろん、他のもろもろを含めて検討されていると思いますので、ただの老婆心に過ぎないのですが…。夫自身が情熱を持って打ち込み、さらに飛躍できるような転職に成功なさいますようお祈りしています。
生命保険料のうち、1万7000円はご夫婦の死亡・医療保障で、いわゆる“掛け捨て型”だそうですが、必要保障額から考えると、もう少し節約できそうです。特に住宅取得後は、夫の保障はかなり少額にできるでしょう。逆に、妻の死亡保障は手厚くする必要が生じます。こちらも時期を見ながら、今一度の見直しをお勧めします。
さとう ななみ
「お金ともっと仲良く!」を合言葉に『佐藤ななみのおかねの教室』を主宰。家計・住宅・保険・資産運用の講座や相談業務を展開中。書類整理やフリーランス向けワークショップも人気。
https://kakei773.com
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