育休中、夫が異動になるかも 手取りが減るので家計に不安
Q.
育休2年目です。この秋、夫が異動になる可能性が高く、そうなると家賃補助含め収入が減り、月の収支が今より10万円ほどマイナスになります。私は子どもが3歳になる来春に職場復帰の予定。復帰直後は時短勤務で手取りは月15万円ぐらいだと思います。
子どもは2~3人産みたいと考えています。できることなら、続けて産休・育休を取るのが希望ですが、そうなると金銭面で不安です。また、育休前に1年以上収入がないと育休手当がもらえないとも聞きました。
子どもには将来、望むことは何でもさせてあげたいので、そのためにもしっかり蓄えていきたいです。
A.
育児休業2年目で『育児休業給付金』はストップ。この先、さらに月10万円も減収すると思うと不安ですよね。
一方、家計全体の収支を見ると、既に一馬力となった現状で実質年150万円を超える黒字。異動後の減収で貯蓄ペースが落ちるのは否めませんが、それでも預貯金を取り崩すまでには至らないパワフルな家計です。金銭面だけでしたら、産休・育休の数年間を乗り切ることに問題はなさそう。ご自身が最も大切に思うことを優先していただきたいと思います。
さて、『育児休業給付金』を受給するには、「育休開始前の2年間に11日以上出勤している月が12回以上ある」必要があります。第1子の育休から連続して第2子の育休を取得する場合、この要件を満たすことは事実上不可能ですね。しかし、手当の支給要件には例外があり、育休開始前の2年間に産休・育休・傷病などで30日以上働けない日があれば、その期間分を加算、最長4年までさかのぼって計算します。連続取得でも第2子までなら『育児休業給付金』を受給できる可能性はあるとお考えください。
未来の可能性に対し、お金が選択肢を広げてくれるのは事実ですね。引き続き堅実に蓄えましょう。同時に、お金がなくてもできることが、山ほどあることも忘れたくないものですね。
さとう ななみ
「お金ともっと仲良く!」を合言葉に『佐藤ななみのおかねの教室』を主宰。家計・住宅・保険・資産運用の講座や相談業務を展開中。書類整理やフリーランス向けワークショップも人気。
https://kakei773.com
相談者募集!
ななみ先生に家計相談したい読者を募集しています。紙上では仮名とさせていただきます。家計収支用(紙面参照)と住所・指名・電話番号を書いて下記へ。WEBでも受け付け中!
〒860-8506 ※宛先住所は不要
くまにち すぱいす 「家計相談」係
FAX 096-372-8710
spice.spice@kumanichi.co.jp
採用分には商品券3000円分進呈。
次回の予定は
育休明けに仕事に復帰
夫の扶養内で働くべき?
お楽しみに!
コメント
0