育休明ける秋に仕事に復帰予定 育児のため夫の扶養内で働くべき?

Q.

育休中の会社員です。来月、新築のマイホームへ引っ越し、住宅ローンの返済は今の家賃の倍になります。秋には育休が明けて職場復帰する予定です。

子どもが保育園に通うようになると、急な発熱などで迎えに行かなければならないこともあると思います。育児と仕事の両立を考えると、扶養内のパートで働くことも考えてしまいますが、そうなると生活が成り立つのか不安です。

扶養内だと、具体的にいくらぐらいまで給料がもらえて、差し引かれる保険料などはどうなるのでしょうか。わが家の支出状況の場合、扶養内の仕事で生活していけるでしょうか。

A.

一般的に「扶養内で」という場合、暗に厚生年金や健康保険の保険料負担が発生しない範囲で収入を得ることを前提とします。扶養に入れるのは年収130万円未満の人。状況によっては所得税・住民税をやや負担する場合もありますが(4万円程度まで)、扶養内で働く場合は、年収のほぼ全額が手取りとなります。

対して、年収130(従業員数501人以上の会社で週20時間以上労働の場合106)万円を超えると、約15%の社会保険料負担が必要になります。年収150万円程度までは、手取り額が扶養の場合を下回るという逆転現象が生じることから、このゾーンの人が収入を抑える傾向が散見されるわけです。

さて、現在の家計収支に、これから発生する住宅ローンや保育料などを加味すると、扶養内の収入では常に年20~30万円の赤字を出しそうです。聞けば、職場復帰にあたって最も不安な点は勤務時間のことだそう。育児休業法に定められた時短勤務などを駆使しながら、稼げるだけ稼ぐ方法を考える方が現実的ではないでしょうか。

社会保険料を納めるのは、決して不利なことではありません。傷病休業時の『傷病手当金』や産休時の『出産手当金』は扶養の人にはありませんし、年金受給額にも大差が。納めるに見合う恩恵も当然あるのです。


さとう ななみ

「お金ともっと仲良く!」を合言葉に『佐藤ななみのおかねの教室』を主宰。家計・住宅・保険・資産運用の講座や相談業務を展開中。書類整理やフリーランス向けワークショップも人気。
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