来年から住宅ローンの返済開始 毎月きちんと貯蓄できるか不安…

Q.

マンションを購入、来年から住宅ローンの返済が開始します。毎月貯蓄ができるか不安です。

収支表の住居費は、住宅ローンの返済額に管理費、修繕積立金、2台分の駐車場代を含めた金額です。また小遣いには、昼食代、嗜好(しこう)品代、ガソリン代が含まれます。

年によってボーナスの支給額に幅があるため、ボーナス返済の比率は低く抑えたいですが、月々の収支に多少の余裕を持たせるため、もう少しボーナス返済を増やした方がいいのか悩みどころです。

マンション購入にあたり、親から300万円の援助を受けることになっています。

A.

住宅ローンの返済バランスについて、おおむね現在のご計画に賛成です。月々の収支には2万円の積み立てがしっかり織り込まれていますし、今月から無償化された保育料分も計画的に蓄えていけると思います。それ以上のゆとりや貯蓄はボーナスから…という方針でいかがでしょうか。

親御さんから資金援助を頂けるのは心強いですね。2021年までに、直系尊属(父母や祖父母)から受ける住宅資金の贈与については、贈与税の計算において特例的に高額の非課税枠が設けられています。非課税となる金額は、贈与を受ける年、住宅性能、適用される消費税率によって異なり、例えば2020年までに、消費税率10%が適用される省エネ住宅などを取得した場合は3000万円、一般住宅は2500万円までとされています。

この特例を受けるには、贈与を受けた資金の全額を住宅資金として使わなければなりません。また、納税額がゼロでも、贈与を受けた翌年2月1日から3月15日までに申告を行う必要があります。その他、さまざまな要件がありますので、お近くの税務署や税理士に確認してみてください。

住宅ローン借り入れの際には、融資条件として団体信用生命保険に加入することになります。必要保障額に変化が生じますので、加入の保険もぜひ見直しを。


さとう ななみ

「お金ともっと仲良く!」を合言葉に『佐藤ななみのおかねの教室』を主宰。家計・住宅・保険・資産運用の講座や相談業務を展開中。書類整理やフリーランス向けワークショップも人気。
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