ゆくゆくは子ども3人に学資保険を 無理なく支払えるのはいくらまで?

Q.

今年、子どもが生まれました。学資保険として10年払いのドル建て終身保険に入りましたが、使わない方が返戻率は高くなっていくため、可能な限り取っておきたいと考えています。そのため、もう一つ学資保険に入ることを検討しています。子どもは3人を希望。全員同じように学資保険に加入するなら、将来的にも無理なく支払える額はいくらまででしょうか。

昨年は、結婚式、引っ越し、車の購入(現金一括)、出産と立て続けに大きな出費が続いたため貯蓄はあまりありません。子どもが小学校に上がる頃までには、一戸建てを建てたいと思っています。

A.

学資保険の返戻率があまりにも低迷している昨今、「円建てより利率が高い」として外貨建て保険をセールスされるケースが増えているようです。

外貨建てに限らず、保険商品は預金と比べて利率が高く「高利回り」とうたわれがちです。ただ、理解しておきたいのは、払った保険料の全額が積み立てられるわけではないという点。商品や設計により1割程度、ときに3~4割にも上る保障費や事業費が差し引かれるため、実質的な運用成果は表示されている利率を相当に下回ります。

また、長く据え置くほど返戻率が高まるのは、貯蓄型金融商品に見られる一般的な現象に過ぎず…。重要なのは「どのように高くなるか?」です。この点からも、貯蓄を目的に保険商品を利用すること自体、今どき厳しいと考えます。

教育資金のような長期の資金こそ積立投資で準備したいですね。運用益に課税されないNISA制度をぜひ活用しましょう。こうした方法であれば、状況に応じて積立額の変更も可能。「将来的にも無理なく支払える額は?」などと悩む必要もありません。

最後にマイホームの件。現在の家賃は3000万円強の住宅ローンが返済できる金額に相当しています。時間をかける理由がないのであれば、計画の前倒しもあり得ると思いますよ。


さとう ななみ

「お金ともっと仲良く!」を合言葉に『佐藤ななみのおかねの教室』を主宰。家計・住宅・保険・資産運用の講座や相談業務を展開中。書類整理やフリーランス向けワークショップも人気。
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