子の進学控え貯金がほぼない状態… 老後資金をどう捻出すれば?

Q.

仕事が安定せず、国民年金の払込免除を受けていた時期があります。今は厚生年金に加入していますが、公的年金の受給額を計算できるサイトで調べたところ、65歳まで納めても年70万円ほどしか受給できないようです。

貯金がほぼない状態で、老後資金をどう捻出すればいいか不安です。「少しずつでも…」と、つみたてNISAを始めたところです。

来春には、子どもの高校進学を控えています。第一志望の私立は、諸経費込みで年120万円ほどかかる予定。現在、借入金が約100万円あり、これ以上増やしたくないので奨学金は借りないつもりです。

A.

公的年金の受給額に不安をお感じなのですね。
老後資金の準備は重要な課題ではありますが、まだ時間はあります。教育費はこれからピークに向かうものの、あと数年を踏ん張れば終わります。プラス要因にも目を向け、できることから取り組みましょう。

現状の最優先課題は、金利12~18%のものが合計4本、年60万円近くを返済中の借入金です。今はつみたてNISAより、一日も早く一円でも多く、繰り上げ返済に回したいところです。

生命保険もぜひ見直しを。現在の加入内容は、ご本人の終身医療保険2本に月約7000円と、お子さんの分が月約3000円。一部の契約は「後でお金が戻って来る」そうですが、掛け捨て型なら2人分3000円程度で同等の保障が得られます。保険には保障のみを求め、差額は別に蓄えた方が資金効率は格段に高いのです。見直しで浮いた保険料も、まずは借入金の返済へ。高金利の流出を止めないことには、貯蓄の足も引っ張られてしまいます。

最後に、教育資金について。新年度から年収約590万円未満世帯の私立高校生に対する「就学支援金」上限額が引き上げられます。これら公的支援も織り込んで再度の収支計画を。不足の際は、『母子父子寡婦福祉資金』や『熊本県育英資金』など無利子の制度もぜひ検討してください。


さとう ななみ

「お金ともっと仲良く!」を合言葉に『佐藤ななみのおかねの教室』を主宰。家計・住宅・保険・資産運用の講座や相談業務を展開中。書類整理やフリーランス向けワークショップも人気。
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