夫が単身赴任中で節約を意識 さらに削れる部分があれば…
Q.
夫が単身赴任中。生活費が二重にかかるので節約を意識して暮らしています。単身赴任生活は、この先も4~5年周期で続く予定です。
固定費を下げるため、昨年、住宅ローンを借り換え、保険も職場の共済で安くて充実した保障に切り替えました。携帯電話も格安スマホへ変更済みです。
子どもの年齢が近く、教育費が重なることを懸念して貯蓄に励んできました。第1子の大学進学までに住宅ローン完済を目指しています。iDeCoや国債も検討しています。このような家計で今後も大丈夫でしょうか。削れるところがあれば教えてください。
A.
毎日の出勤や週末のお出かけにも弁当や水筒を持参しているそう。生活費が二重に必要といっても、夫の分の額は少し多めのお小遣い程度。息の合った倹約ぶりに感心しながら拝見しました。
各種固定費の見直しもお見事です。特に保険について、公務員は職場の共済制度を中心に保障を組むのが最も合理的。的確に活用されましたね。日々の支出も、これ以上何かを削る必要はないと思います。
住宅ローンについて、借り入れ条件から、このまま約定通りに返済を続けた場合、8年後の残高は900~1000万円ほどになるはずです。早期完済は十分に可能でしょう。
一方で、0.87%という極めて低利の住宅ローンを何が何でも繰り上げ返済するのか? という点も考えてみたいところです。ローンはローンでコツコツ返済しながら、まとまった金融資産は手元で運用して育てるという選択肢もあるかと。住宅ローン金利を少し上回る程度の収益でしたら、それほど大きなリスクを伴わずとも期待できるかと思います。
iDeCoはぜひ採用を。その際、単なる節税手段に終わらせてはもったいない。真価である運用にも注目しましょう。国債は、資産構成の一部と捉え、他の金融商品との組み合わせの中で利用したいですね。
さとう ななみ
「お金ともっと仲良く!」を合言葉に『佐藤ななみのおかねの教室』を主宰。家計・住宅・保険・資産運用の講座や相談業務を展開中。書類整理やフリーランス向けワークショップも人気。
https://kakei773.com
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