私は退社し起業、夫は単身赴任に 収入減、支出増をどう乗り切れば?

Q.

昨年、会社を辞めて自分で仕事を始めました。早く事業を軌道に乗せられるよう頑張っています。

サラリーマン&共働きの収入を前提に住宅ローンを組んだため、現在の収入で3人の子どもたちを育てながら返済していけるかどうか不安です。

そんな中、夫の単身赴任が決まりました。異動後は、勤務内容が変わる関係で手当がなくなり、毎月7万円ほど手取りが減ることになります。

貯蓄も含めてたくさん入っている生命保険をどうにか減らしたいです。将来のために、資産運用にも取り組んでいきたいと思っています。

A.

夫の異動後は、年50万円を超える赤字の予想。まずは、急ぎ生命保険を見直したいですね。

夫に万一の場合、住宅ローンは団体信用生命保険で完済されます。また、子の年齢に応じて年120~180万円程度の公的遺族年金が支給され、一方で、保険料や小遣いなど夫固有の支出が不要に。生活費の不足額は年120万円程度となりそうです。これに教育資金などを加味すると、4500万円前後が必要保障額の目安となるでしょう。

妻に万一の場合、収入面は公的遺族年金でほぼ代替されるものの、住宅ローンが全額残ることに。ここを解消できる金額(=住宅ローン残高)が必要保障額の目安ですね。

医療保障は、大病への備えのみに特化するのも一つの選択肢。公務員の組合健康保険は、保険診療費の自己負担上限額を原則月2万5000円としているからです。ちょっとした入院の費用なら、貯蓄で賄う方が合理的かもしれません。

保障と貯蓄は明確に切り分けて、設計は職場の共済を中心に。掛け金は月1万5000円以内の負担に収まるはずです。

現状を乗り切った後は、あなたの収入が家計最大の伸びしろです。リスクを負って始めたお仕事、必ず成功させてくださいね。資産運用は、小さな一歩から取り組みたいですね。


さとう ななみ

「お金ともっと仲良く!」を合言葉に『佐藤ななみのおかねの教室』を主宰。家計・住宅・保険・資産運用の講座や相談業務を展開中。書類整理やフリーランス向けワークショップも人気。
https://kakei773.com

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