今回答えてくれるのは 佐藤ななみさん

ひとり親家庭で、パート先が倒産 生活を守るため、今できることは?

Q.

ひとり親家庭で養育費なし。実家に身を寄せて、パート勤務とアルバイトのダブルワークで生活して来ました。

この春、パート一本に絞ることに決め、アルバイト先の退職が確定した矢先にパート先が倒産してしまいました。雇用保険は受給できるそうなので、受給期間中に資格を取って次の就職先を探すつもりです。

これまでは、子どもの手当には手を付けず、教育資金準備のために蓄えてきましたが、再就職できるまでは生活費として頼らざるを得ないと思います。

当面の生活のため、また将来のためにも、今できることを教えてください。

A.

雇用保険の受給額は把握されていますが、ここから国民年金や健康保険の負担が生じることも視野に入れておく必要があります。

このうち国民年金は、保険料の免除制度があるので、ご検討を。免除を受けた期間は、受給資格を判定する際に加入期間としてカウントしてもらえますし、受給額についても免除期間の3分の1(全額免除の場合)が納付期間と同等に取り扱われます。健康保険は、社会保険の任意継続(退職翌日から20日以内に手続き)または国民健康保険への加入を選択します。保険料を比較してどちらかに決めてください。

倒産理由として、新型コロナウイルスの影響がある場合は、社会福祉協議会の「緊急小口資金(最大20万円)」および「総合支援資金(最大60万円)」の特例貸付を受けられる可能性があります。この融資は無利子・無担保・無保証で、返済は1年まで据え置くことができます。また、返済開始時に住民税非課税世帯(ひとり親世帯は所得125万円以下=給与年収204万円以下)に該当すれば返済の免除を申請できます。

将来の教育資金については、「高等学校等就学支援金」「高等教育の修学支援新制度」などの支援制度があるので安心してください。今はとにかく、今の生活を最優先に考えましょう。


さとう ななみ

「お金ともっと仲良く!」を合言葉に『佐藤ななみのおかねの教室』を主宰。家計・住宅・保険・資産運用の講座や相談業務を展開中。書類整理やフリーランス向けワークショップも人気。
https://kakei773.com

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