今回答えてくれるのは 佐藤ななみさん

加入中の生命保険料が高額に… 保障内容を含め、見直した方がいい?

Q.

小さな会社を経営しています。給与のほかに賃貸不動産からの収入もありますが、この分はローンを返済中なので、差引手取り額は月4万円ほどです。

営業上の付き合いもあり、生命保険料の支払いが高額になっています。自分なりに考えて、できるだけお金がたまるよう工夫していますが、気付けば大半が貯蓄型で、肝心の保障が十分なのかどうか不安です。

また、昨年末に一時払いで契約した外貨建ての投資型保険のことで迷っています。1割増しが目標でしたが、コロナショックで逆に1割ほど目減りしました。いったん、損切りして仕切り直すべきでしょうか。

A.

まずは、最も重要な保障について。万一の場合は、団体信用生命保険で住宅ローンが完済されること、遺族厚生年金が受給できること、妻が独立した仕事を持っていること、不動産収入が残ること、まとまった額の金融資産があること…から、遺族生活資金だけを考えると、必要保障額はそれほど高額でなくてもよさそうです。

視野に入れておきたいのは、相続税のことです。資産の種類別に定められている評価方法で算出した相続財産の総額が、基礎控除額(3000万円+600万円×法定相続人数)を超えた場合、相続した人は相続税を納めなければなりません。相続財産には、預貯金や保険金、不動産などのほか、経営されている会社の自社株も加わり、これが思いの外、高く評価されることがあるようです。さまざまな特例なども絡む複雑な分野ですので、顧問税理士と相談の上、必要であれば納税資金確保などの対策を講じられてください。

投資型保険を短期で解約すると、契約期間に応じて1~10%程度の解約控除が課されるため、資産の減少分に加えダブルの損失となってしまいます。投資対象が、どこの国のどのような資産でそれがこの先、どう変動するか─。見極めが難しいですが、最終的には自己責任で決断することになります。


さとう ななみ

「お金ともっと仲良く!」を合言葉に『佐藤ななみのおかねの教室』を主宰。家計・住宅・保険・資産運用の講座や相談業務を展開中。書類整理やフリーランス向けワークショップも人気。
https://kakei773.com

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