今回答えてくれるのは 佐藤ななみさん

住宅取得を検討中、でも予算が… 家計のどこを見直せばいい?

Q.

住宅取得を検討しています。教育資金や老後資金の準備も必要なので、月々の返済額は今の家賃までが限界だと思います。また、後々メンテナンス費が必要になることを考えると、住宅ローンは夫の定年までに完済しておきたいです。

希望のエリアで新築を考えると、どうしても予算をオーバーしてしまい、諦めムードも漂い始めているところです。家計のどこを見直したら、計画を進めることができるでしょうか。

生命保険の保険料が高い気がして担当者に相談しましたが「これぐらいの保障は必要。下げられない」と言われ、よく分からないまま払い続けています。

A.

住宅ローンについて「今の家賃までの返済負担で定年までに完済」を死守するなら、借入額は20年返済で1600万円前後、25年返済でも2000万円前後まででしょうか。土地から購入して新築するのは、エリアを問わず現実的ではない気がします。

あるいは、中古を探す選択肢もあるかと思いますが、そうなるとメンテナンス時期が早まることも考えられますね。いずれにしても資金の問題は付きまとうもの。返済計画について、もう少し柔軟に考えられてもいいのかと思います。

家計の見直しポイントは、ご本人もお悩みの生命保険です。住宅ローンを借りると団体信用生命保険に加入しますが、昨今は、死亡・高度障害のほか、がんと診断された場合や、一定の就業不能状態も保障するなど、充実したものが増えています。中には、病気やけがで入院したら一時金を給付するといった医療保険に代わり得るものも。これに公的遺族年金の保障を併せて考えると、保障目的の保険料は、現在の3分の1程度まで抑えられると思います。

浮いた保険料を住宅ローン返済に充て、返済期間を延ばせば3500万円程度の返済も可能になります。一部の組み替えではなく将来の収支や貯蓄の推移も含めた長期的な視野で家計全体を組み立て直す方がうまくいくと思います。


さとう ななみ

「お金ともっと仲良く!」を合言葉に『佐藤ななみのおかねの教室』を主宰。家計・住宅・保険・資産運用の講座や相談業務を展開中。書類整理やフリーランス向けワークショップも人気。
https://kakei773.com

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