今回答えてくれるのは 佐藤ななみさん

子どもの大学進学で出費増 負担に感じていた保険を見直したい

Q.

この春、第2子が県外の大学へ進学しました。年間授業料150万円と、家賃などの仕送り月々15万円がこの先およそ4年間続きます。これを機に、前々から負担に感じていた保険を見直したいです。

現在、家族の医療保険やがん保険に加え、傷害保険にも加入しています。医療保険があるので、がん保険と傷害保険は解約を検討しています。

また、夫の死亡保障は現在3500万円ありますが、60歳から1000万円に下がり、70歳でゼロになってしまいます。70歳以降の分は今のうちに入り直しておくべきか、その時に入ればいいのか迷います。

A.

まず医療系の保険について。医療保険がけがや病気全般を保障するのに対して、がん保険はがんのみに、傷害保険はけがのみに特化して保障します。医療保険に加入していれば、がんやけがの保障も当然受けられますので、重複分を省こうというお考えですね。

それも一つですが、他にも、医療費が高額になりがちな場合に絞って保険で備えるという考え方で、がん保険だけを残すという方法もありそうです。聞くところ、健康保険は組合健保に加入とのこと。高額療養費制度による医療費の自己負担限度は月2万5000円(※組合によって異なる)と限定的であることも含め、軽微な負担で済む範囲は、預貯金で備える方がかえって合理的といえます。

夫の死亡保障について。定年までには末子も独立されるので、以降、万一の際の生活資金として必要なのは妻の分のみですね。ここでは、妻の老齢年金に加え、夫の遺族年金が支えになります。さらに、定年時には退職金が支給され、70歳時には満期保険金も受け取れるそう。保険加入を前提に、今か後かでお悩みですが、葬儀費用などを含め、資金が不足しなければそもそも保険は不要です。その辺を見極めるためにも、また元気で長生きしたときのためにも、まずは老後の生活設計から始めてみてはいかがでしょう。


さとう ななみ

「お金ともっと仲良く!」を合言葉に『佐藤ななみのおかねの教室』を主宰。家計・住宅・保険・資産運用の講座や相談業務を展開中。書類整理やフリーランス向けワークショップも人気。
https://kakei773.com

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