今回答えてくれるのは 佐藤ななみさん
不妊治療のため離職を検討中 安定収入を手放すことへ不安が…
Q.
現在は夫婦二人の生活ですが、子どもを望んで不妊治療を行っています。共働きで社宅住まいなので、今が一番貯蓄できる時期だと思います。ですがこの先、治療に専念するために専業主婦になることも検討しており、一回あたりの治療費が大きいため、収入が減ることへの不安が大きいです。また、もし治療が長引けば、貯蓄を削ることにもなると思います。
子どもを授かったら、マイホームの計画も立てていきたいです。そうなったときはまた働くつもりですが、今までずっと正社員でやってきたので、パートになった場合でもやりくりしていけるか想像がつきません。
A.
車関連の経費はご実家の援助があるとのこと。さらに、社宅へ入居して以降、貯蓄のペースが一気に加速したのだそう。現状で、ご夫婦の手取り年収約890万円のうち、支出は約380万円。多少の使途不明金があると考えても、500万円ほどの黒字ということになります。
さて、ご夫婦の今一番の希望は、お子さんを授かることですね。治療に専念する期間、イソさんの収入が丸ごとなくなったとしても、恐らく赤字にはならないでしょう。仕事をやめることで、貯蓄はほぼできなくなると思いますが、それも一時的なことです。
お子さんを授かれば、育児費・教育費の負担が生じる代わりに、治療費は不要になりますね。先々、マイホームを計画するには、さすがに復職が前提になりますが、専門職でいらっしゃるそうで、再就職も心配ないと思います。
今までの安定した収入を手放す不安は大きいと思いますが、変化するのはそこだけではありません。それも一生続くわけでなく、お子さんの成長とともに、再び正社員として活躍できる日も訪れるでしょう。
さまざまな要因が変化する中で、状況に応じてバランスを取っていけば大丈夫。ご自身とご家族にとって大切なことを最優先に進んでいっていただけたらと思います。
さとう ななみ
「お金ともっと仲良く!」を合言葉に『佐藤ななみのおかねの教室』を主宰。家計・住宅・保険・資産運用の講座や相談業務を展開中。書類整理やフリーランス向けワークショップも人気。
https://kakei773.com
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