今回答えてくれるのは「浦田幸助さん」
住宅ローンの返済が始まる予定 家計収支が厳しくなるがどうすれば?
Q.
妻が妊娠したため今年1月に退職し、11月に出産予定です。そのため、今は私一人の収入で家計を支えています。
このたび住宅を購入し、11月から月額10万円の住宅ローンの返済が始まる予定です。妻の収入は当面考えにくく、子どもをもう一人欲しいと思っていますので、家計収支が厳しくなると予想しています。そこで、今後副業を考えた方がよいでしょうか。
また、住宅を取得するにあたって親からの援助を受ける予定ですが、こちらの一部を運用に回すべきかどうかでも悩んでいます。アドバイスをお願いします。
A.
奥さまのご懐妊おめでとうございます。併せて住宅の取得と、大きなイベントが続きますね。
住宅ローンのお支払いが月額10万円ということですので、固定資産税のお支払いと太陽光発電売電・自家消費メリットを差し引きして合わせると月額約10万円が当面の居住費と考えます。確かに、現在の居住費と比べるとかなりの増額になりますね。
そこで、現状でのキャッシュフローを考えてみると、当面は安定して貯蓄を維持できますが、第1子・第2子が大学へ進学する時点で貯蓄がいったんマイナスになり、その後プラスに転じますが、69歳ごろに再びマイナスになり、以後はマイナスが続くと予想されます。
これを改善するために、こじこじさまか奥さまがお仕事をされるとします。まず、こじこじさまが副業をされる場合、40歳~60歳の間に月額7万円ほど収入があれば、90歳ごろまで貯蓄が尽きません。奥さまがお仕事をされる場合も36歳から60歳まで月額7万円ほどの収入でほぼ同じ結果が出ます。
最後に、住宅取得の援助金の一部を運用に回すべきかどうかについて。まずは贈与税の対象にならないか気を付けてください。その上で、住宅ローンの借入金利より高い利回りを確保できるのであれば、運用に回してもよいと思います。
うらた こうすけ
浦田幸助FP事務所所長。個別相談への対応やセミナー開催など、活動は多岐にわたる。ファイナンシャルプランナー(CFP(R))、一級ファイナンシャルプランニング技能士。
https://www.sfpmoney.jp/
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