今回答えてくれるのは 佐藤ななみさん
育休中で収入減の中、夫も減収に 生命保険はどれだけあれば十分?
Q.
現在、育児休暇中です。半年後に職場復帰する際は、育児時短勤務の予定です。また、第2子も希望しており、当面は収入が少ない状態が続きます。そんな中、コロナ禍で夫の手取り月収が8万円ほど減りました。ボーナスも減額となり、しばらく回復が見込めません。
以前から、保険に入り過ぎではないかと思っていましたが、万一のことを考えると解約をためらってしまいます。見直しも考えていますが、生命保険はどの程度入れば十分でしょうか。
住宅ローンはフラット35を利用。団体信用生命保険に加入せず、民間生命保険で保障を準備しています。
A.
育児休業による妻の減収は想定内として、夫まで…となると落差が大きいですね。それでも、積み立て分を含めた実質的な黒字額が月10万円に届きそうな極めて堅実な家計です。少しの期間、減収が継続したとしても問題なく生活できそうです。
ご相談の生命保険は、かなり効率化できそうです。最優先すべきはご夫婦の死亡保障ですが、これについては、万一の場合に住宅ローン返済、遺族の生活や教育資金に充てる分として収入保障保険にご加入ですね。保障額に過不足がないか今一度確認を。
養老保険と個人年金はいわゆる貯蓄型で“万一の保障”への期待はそもそも低いもの。継続については「他の貯蓄手段と比べて有利か?」で判断します。
ご夫婦で月2万円弱に上る医療保険には割高感が否めません。「60歳払い込み満了で終身保障」だそうですが、医療が進化していく中で、今の保険がベストであり続けるでしょうか。ちなみに10年程度で見直すタイプなら、2人分で3000~4000円程度で入れるものもありますよ。
保険・金融は専門性が非常に高い分野。知識がないまま一人で悩んでも何も進みません。金融商品販売に誘導しないファイナンシャルプランナーにセカンドオピニオンを求められてはいかがでしょうか。
さとう ななみ
「お金ともっと仲良く!」を合言葉に『佐藤ななみのおかねの教室』を主宰。家計・住宅・保険・資産運用の講座や相談業務を展開中。書類整理やフリーランス向けワークショップも人気。
https://kakei773.com
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