“探検隊”メンバーが抱いている、まちづくりや地域活動についての疑問・質問を、各回のテーマに精通した方にぶつける「What’sまちづくり」。今回は、子どもたちが地域で安心かつ健全に暮らせるよう尽力している団体「青少年健全育成協議会(青少協)」の活動について、川上校区青少協で事務局長を務める津地尚文さんに聞きました。
今週は

What’sまちづくり


活動の最大の喜びは子どもたちの笑顔!

「青少年健全育成協議会」。地域のさまざまな行事などの主催者として、名前を聞いたことがある人も多いでしょう。ただ、「何をしているか」を詳しく知っている人は少ないかもしれません。

「子どもたちの健全な育成や地域における社会参加、非行防止などのために活動しているのが青少協です」と川上校区青少協事務局長の津地さん。同校区青少協は、主催、共催や他団体が行う事業への参加など、さまざまな形で、「子どもと大人が関わる活動」に取り組んでいます。校区内の小中学校の校門に立つ「あいさつ運動」をはじめ、校区夏祭りでの出店や北部中生徒との懇談会、親子ハイキングなど、内容も多彩。

「子どもたちが地域の中で安心して暮らし、健やかに育つためには、(地域の)大人たちと交流し、顔と名前を覚えてもらうことが大事」(津地さん)。そうした「場」をつくり、世代間のコミュニケーション強化を後押しするのが、青少協の重要な役割の一つです。

月1回、地域の防犯協会などと協力し、校区内の小中学校で行っているあいさつ運動の様子(写真提供/川上校区青少協)

月1回、地域の防犯協会などと協力し、校区内の小中学校で行っているあいさつ運動の様子(写真提供/川上校区青少協)

北区の子ども保健課などと連携して10月に行っている「秋の彼岸花ロードハイキング」。親子連れなど250人以上が参加(写真提供/川上校区青少協)

北区の子ども保健課などと連携して10月に行っている「秋の彼岸花ロードハイキング」。親子連れなど250人以上が参加(写真提供/川上校区青少協)

8月の校区夏祭りは、すべての出店が青少協など、地域の各種団体の手作りで行われます(写真提供/川上校区青少協)

8月の校区夏祭りは、すべての出店が青少協など、地域の各種団体の手作りで行われます(写真提供/川上校区青少協)


地元の良さを子どもたちに伝える役割も

津地さんが青少協の活動に携わるようになったのは、PTA活動を通じて子どもたちの成長する姿に触れ、地域とつながる機会が増えたことがきっかけ。

「行事やあいさつ運動で、子どもたちに声を掛けられたり、笑顔を見せてくれるのが何よりのやりがい。青少協が関わる行事に参加した彼らが大人になって、『地元に戻りたい』『地域のために何かしたい』と思ってくれれば」と、将来を見据えた活動の意義を説きます。

青少協に限らず、町内自治会をはじめとする地域の各種団体では、近年、人材の確保・育成が課題となっていますが、「子どもを地域で見守り、育てる」ことを目的とする青少協の活動は、子育て世代である30~40代にとって関わりやすい地域活動の一つといえるかもしれません。

熱く盛り上がったインタビュー。最後は、津地さんから池田さんへ子育てのアドバイスも


子どもたちが発表する「青少年大会」は地域への"顔見せ"の場

11月3日に「第28回ふれあいフェスタinほくぶ」の一環として、北区の北部中学校体育館で行われた「青少年大会」。川上校区青少協が関わる年間行事の中でも特に大きなイベントです。当日は、小中学生が描いた絵画などの展示のほか、「情熱ライブステージ」と銘打ったステージイベントも。大学生の吹奏楽や子どもたちのダンス、琴の演奏など、5組が日頃の成果を披露。川上校区を含む北部地区では、こうしたイベントが地域に子どもたちの顔を覚えてもらう場になっています。

チアダンスや琴の演奏など、子どもたちの頑張りに大きな声援

チアダンスや琴の演奏など、子どもたちの頑張りに大きな声援

北部地区の小中学生の作品展示も行われました


さまざまな活動を通じて地域の子どもたちの健全育成に貢献

現在、熊本市には90の校区・地区に青少年健全育成協議会が結成されています。それらを取りまとめている事務局が、熊本市青少年健全育成連絡協議会(市青少協)です。結成37年目の市青少協は、「大人が変われば子どもも変わる」を基本理念とし、各校区青少協では、地域の各種団体(自治会等)や関係機関(区役所等)と連携し、青少年の健全な育成を図るためのイベントや講演会、見守り・声掛けといった、さまざまな活動に取り組んでいます。子どもを地域で見守り、育てることは行政だけではできないので、青少協が担う役割はとても大きく、地域には欠かせない団体です。

青少年健全育成協議会に関するお問い合わせは

お問い合わせ

熊本市生涯学習課

TEL
0896-328-2736

探検隊メンバーの取材メモ

津地さんの話の端々から地域の子どもたちへの優しさと温かさを感じました。また川上校区では、青少協単独ではなく、他の団体とのヨコの連携を図りながら、「互いの負担は少なく効果は大きく」という考えの下に、さまざまな青少年の健全育成につながる取り組みをされているのも参考になりました。私の住む地域でも、「子どもたちを地域と関わらせる仕掛け」を考えていきたいなと思います!
池田さん


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