ラー油大好き、スタッフ和です。
どーもです。

仰々しいタイトルになってしまいましたが(某番組をパクったつもりはありません)、ただ単に、家の中で埃かぶっているCDに再び光を当てようかなと思い立ったのでちょっと書いてみます。

洋楽ブームに乗っかって海外の曲ばかり聞いていた中高時代。
その後は先輩・友人の影響でブラックミュージックにハマったものの、買い漁ったCDは、仕事によって少しずつ忘れられ、新居によって居場所を追いやられ…。
そして、スマホで音楽を聴くという時代の潮流によって、(わが家では)完全に存在を消されていました。

そんなわけで、家のCDの中から特に好きな曲(ソウルとかファンクとかR&Bとか)を、ゆる~く紹介していきます。
興味がある人はお付き合いください。


【あ行 ~その1~】

EARTH,WIND&FIRE(アース・ウインド&ファイア;EW&F)

のっけからド定番ですんません…。
でも、分かりやすいほうがいいかなと思って。

『EARTH,WIND&FIRE』は、モーリス・ホワイトとフィリップ・ベイリーのツインボーカルと、軽快なホーンセクションが特徴のソウル/ファンクバンド。
…なんですが、キャッチーでノリのいいメロディーはもはやポップスですね。

『EW&F』の名前を知らなくても「SEPTEMBER(セプテンバー)」はご存じの方が多いのでは。
CMとか番組とかいろんなシーンで使われてきたから聞いたことは絶対あるはず。
「パーリヤ~♪」っていうフレーズが大流行したアレです。

う~ん、この不思議な映像。
当時としては画期的だったと思うんですが、衣装もまたブッ飛んでますね。

そう言えば、「ムー一族」ってテレビ番組のオープニングもこんな感じだったような。
若かりし頃の郷ひろみ、樹木希林、岸本加世子、左とん平に加え、別の意味で有名な清水健太郎という壮大なキャストだったのを覚えています。
ちなみに、うちの甥っ子(3)は左とん平にそっくりです。

話を元に戻します。

「FANTASY(ファンタジー)」も外せない一曲でしょう。
陽気でファンキーな曲が多い『アース…』の中ではちょっと異質で、タイトル通り神秘的なナンバー。
ある雑誌によると、発表当時(1977)、本国アメリカのチャートでは奮わなかったものの、ディスコブーム全盛の日本で火がつき、人気が逆輸入したとか。

定番ちゃ定番だけど、それだけに外でかかってたりすると、何だかホッとしてうれしいですね。
ちなみに、『Black Box』という女性シンガーがこの曲をカバー(1990)してますが、めちゃカッコイイ!!
声量、ハンパないです。

『EW&F』のアルバムは何枚か持ってるけど、どれもアフリカとか古代とか宇宙とか、とにかく不思議なジャケ写が特徴。
しかも、アルバムや曲の邦題があまりにも壮大。
例えば、THAT’S THE WAY OF THE WORLD/暗黒への挑戦、OPEN YOUR EYES/太陽の化身、GRATITUDE/灼熱の狂宴、I AM/黙示録…(原題/邦題)。
邦題つけたの誰なんだろ。
ある意味、すごい。

ちなみに、下の写真は「THE ETERNAL DANCE」というタイトルの3枚組ベスト盤。
メジャーな曲が一通り聞けて、便利な一皿です。

ここまで飽きずに読んでくださった方のために、僕の個人的なおすすめ曲をピックアップします。

「MIGHTY MIGHTY」「SHINING STAR」「THAT’S THE WAY OF THE WORLD」「SING A SONG」「GETAWAY」「SERPENTINE FIRE」「GOT TO GET YOU INTO MY LIFE」「AFTER THE LOVE HAS GONE」「BOOGIE WONDERLAND」「LET’S GROOVE」

こんなところでしょうか、どれも人気曲ばっかりですが。
「GETAWAY」は車のCMに使われ、「GOT TO GET YOU INTO MY LIFE」はビートルズのカバーです。

あと、「BOOGIE WONDERLAND」では、『EW&F』がバックアップした女性3人組『THE EMOTIONS』(代表曲:BEST OF MY LOVE)がコーラスを務めています。

メインボーカルのモーリス・ホワイト(2016年逝去、ご冥福をお祈りします)は、ファンク人らしい粘っこくて、いい感じで後を引く声と歌い方。
一方、もう一人のボーカル、フィリップ・ベイリーの武器はファルセット(裏声)。
美しくて、でもどことなく切ないフィリップの声も、『EW&F』のもう一つの魅力です。

その珠玉の一曲が「REASONS」。
これ書きながら聴きたくなって…。
マジ泣けます、絶対。

——————————————–

さて、長くなってしまいました。
次で最後にします。

『EW&F』の中で一番好きな曲「IN THE STONE」。
花火がいきなりどかーんと打ち上げられたような、鮮やかなホーンセクションで幕を開ける『EW&F』らしい一曲。

吹奏楽で使われることも多いようで、いろんな大学の演奏がYouTubeにありました。
疲れているときも元気なときも、『EW&F』聴きたいって思ったときは真っ先に聴く曲です。
「ドラムライン」という映画のワンシーンで、この曲がマーチングで使われていたときは鳥肌が立ちました。

『EW&F』編、書き出すとキリがないですね。
まだまだ書き足りないんですが、今回はこのへんで…。



【あ行 ~その2~】

AVERAGE WHITE BAND(アベレージ・ホワイト・バンド;AWB)

「アースなら知ってるけど…AWBって、誰?」という人も多いかもしれません。
でも、ファンク好きなら知らない人はいない、超メジャーなバンドです。

スコットランド出身で、その名の通り白人バンドなんですが(後に黒人も参加)、楽曲はめっちゃ“黒”くてカッコイイです。

1971年デビュー、74年にアメリカ・ニューヨークに拠点を移します。
インストとしては異例の全米1位を記録した「PICK UP PIECES」、ディスコ調が人気を博した「LET’S GO AROUND AGAIN」、スマートなファンクナンバー「CUT THE CAKE」あたりがよく知られています。

正直、がっつり聴き込んでいるほど熱烈なファンじゃないけど、上の3曲は家で音楽聴くときの鉄板ですね。

でもやっぱ「PICK UP PIECES」!!!
サックスプレーヤーにも人気のようで、いろんな人がアルバムで、ライブでカバーしています。
武田真治も自身のライブで披露していたのを見たことがあります。

『CANDY DULFER』のライブ映像を見たときは衝撃でした。
約14分の長尺で、ちょっとアレンジを加えた序盤から、トランペットの超絶なソロ、キーボード、ギターで盛り上げた後、最後に自身のソロで聴かせます。
何度見ても飽きません。
いや、ホントに。

『AWB』の「PICK UP PIECES」、ぜひお試しを。



…とまあ、特別に掘り下げるわけでもなく、誰かの役に立つわけでもない、こんな感じで書き進めてみようと思います。
【あ】はまだまだありますが、【い】以降、先が長いので、ある程度セレクトしながら続けてみます。

ではまた、次回。