第3回「空かけるグリーンラインと柵の中の新幹線」後編
もうすぐ3歳の息子ユータ達と訪れた、鉄道を楽しめるスポット「てつスポ」をご紹介するブログ、第3回にして第2回の後編です。
前編はこちら
熊本市動植物園で空かけるモノレールに乗り、ご満悦のユータさん。
しかしキッズの欲望はとどまることを知りません。
次に見つけたのは、今は乗ることができない300系新幹線(冒頭写真)。
軽やかに飛び乗…ろうとして早々に断念、母のだっこに頼ったユータさん。
座席に立ってずんずん踊ります。
こんなダンス踊るキャラがいたなあ。ああ、ダンシングベイビーだ。
新幹線ちょっとだけうんちく
ユータに導かれるまま鉄道の世界に入った私です。
うっかり迷い込んでまだ1年くらいなので語れるほどのモノはないのですが、
ちょっとだけ解説させてください。
1964年に運転を始めた初代新幹線を0系(ぜろけい)と呼んでいます。
そこから50数年。世代交代を重ねながら、より速く、安全な、快適な車両が送り出されてきました。
上の写真は初代・0系、下は4代目の300系(さんびゃくけい)。いずれも既に引退しています。
新幹線といえば0系のずんぐりした形しか覚えていなかった私ですが、
シャープな300系は、これまでの最高速を50kmも更新する時速270kmを達成した名機だったのでした。
ただ、速さ方面に尖りすぎて乗り心地があまりよろしくなかったようですが…。
柵の中のN700系
次いで向かったのはこちら。柵の中に見えるのはN700系新幹線です。
九州新幹線で今も運行しており、見たことがある方も多いことと思います。
こちらもモノレールと同じく1周200円。
並んで待つこと5分くらい、今度は父子2人で乗車しましたよ!
「N700系だよユータ、みずほ/さくらだよ。」
「…(きょろきょろ)」
…あれ、でもなんか、意外とテンション低い…。
「よーし、しゅっぱつしんこう!」
「…」
何を言っても薄いリアクション。ちょっと目が泳ぎ気味です。
これはもしや、鉄道ファン最大のジレンマ、
『好きな鉄道に、乗ったら外観が見えなくてつらい』症候群なんでしょうか。
「…おりる…」
「!?」
「おりる おりる おーりーるー」
ここで唐突な降りるモード! まだ残り半分くらいあるのに!
…思い出した、この展開、前もあった。
1年ほど前、トミカ博で子ども列車に乗った時にびびって泣いてしまったことがありました。
ユータは生まれつき、かなーりの慎重派で(この辺のエピソードはまた今度)、
モノレールみたいな、外からきちんと区切られた乗り物だと問題ないのですが、
区切られてないものだと不安になってしまうようです。
今回は大きめの乗り物だし、あれから時間も経っていたのであまり気にしてなかったのですが…。
慌てて観覧車を指さし、仮面ライダーの歌を歌い、全力で場をつなぎつつ、
何とか戻ってまいりました…。
まったく、2歳にして気難しい男です。
新幹線の車窓(?)から観覧車を望む
熊本市動植物園は緑と遊具が揃ったテーマパークでもある
動植物園なので、動物はもちろん楽しめるのですが
今回は、広々した緑や遊具、そしててつスポ(といっても遊具ですが)を満喫しました。
動物を見に行こう! という動機でなくても、
緑がたくさんあってのんびり過ごせるスポットであり、
乗り物や遊具で子どもたちをわくわくさせるスポットである、
今更ですがそんなことを感じた一日でした。
あまり行ったことない方も、天気の良い休日にぜひ訪れて、
ゆっくりした時間を過ごしてください!
■所在地 熊本市東区健軍5-14-2
■アクセス ★★★★☆
駐車場完備ですが、部分開園中のため入場門までけっこう歩きます。
2017年12月現在、土日祝だけ開園しています。
■緑 ★★★★★
広い! 安全! 日陰も多い! 文句なし満点です。
テントやレジャーシートを使ってハイキングっぽく楽しむのもいいですね。
乳児がいてもゆっくりできます。
■生きもの ★★★★★
これも文句なし満点。動物あんまり話題にしてないけど、見てはいるんですよ!
■てつスポ感 ★★☆☆☆
本来の鉄道ではないので、ちょっと番外かも。
主な遊具 モノレール、観覧車、新幹線、などなど
駐車場 あり
トイレ あり
授乳施設 あり
熊本市民には一番身近な観覧車
授乳室やトイレも充実さすが
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