2017年度のJRA賞が決定しました!!
あっという間に2018年も1月が終わってしまいそうでびっくりしているすぱいす営業の陽です。
こうやってすぐに2018年も終わってしまうのでしょうね。さらば平成。。。
前回の更新からやや間が空いてしまいましたが、先日、「2017年度JRA賞」が発表されました。
一言で表すと、「2017年に活躍した馬」に送られる賞です。「この馬つよっ!!」「この馬すごっ!!」というお馬さんたちが表彰されるのであります。
2017年の代表馬1頭と、部門ごとの受賞馬が発表されていますので、簡単に紹介していきます!
年度代表馬
キタサンブラック(牡・5歳)
今年の年度代表馬には、皆さんご存知のキタサンブラックが選ばれました!まさに2017年を代表する活躍を見せてくれました。なんと2年連続の受賞です!
惜しまれつつも2017年限りで引退したキタサンブラックですが、引退レースの有馬記念を優勝で飾り、JRA歴代最多タイのG1・7勝、獲得賞金歴代最多という輝かしい記録を残してくれました。
叔父のディープインパクトがそうだったように、「出走すれば勝つ!」という安心感があるほどの強さを見せつけてくれ、まさに記録にも記憶にも残る馬でした。今後は種牡馬としての活躍が期待されていますので、数年後、子どもたちが活躍する姿を見るのが今から楽しみですね!
最優秀2歳牡馬/牝馬
ダノンプレミアム(牡・2歳)/ラッキーライラック(牝・2歳)
続いて、デビューしたてほやほや2歳の受賞馬たちです。
牡馬(オス)はG1・朝日杯FSを制したダノンプレミアム、牝馬(メス)はG1・阪神JFを制したラッキーライラックがそれぞれ選ばれました。2018年のクラシックレースを賑わす存在になりそうな、今後が楽しみな2頭です!
以前も少し紹介しましたが、ラッキーライラックの馬名の由来は、「花びらが5つのライラックの花」。ライラックの花びらは普通4つに分かれていますが、5枚のものを「ラッキーライラック」と呼び、幸運のシンボルとされているそうです。
そんなライラックの花ですが、ヨーロッパでは「白いライラック」は不吉の象徴で家に持ち込んではいけないとされることもあるそう。。。
色や花びらの数で花言葉が違ったり、異なったシンボルになったりと、色々な意味を持つライラック。ラッキーライラックも、今後いろいろなレースで勝ち星を積み重ねていってほしいですね!
最優秀3歳牡馬/牝馬
レイデオロ(牡・3歳)/ソウルスターリング(牝・3歳)
最優秀3歳牡馬/牝馬には、日本ダービー(東京優駿)を制したレイデオロ、オークス(優駿牝馬)を制したソウルスターリングがそれぞれ選ばれました。
2017年クラシックレースの中心となった2頭で、4歳になって更に成長が期待される2018年も楽しみな存在です。
そんな2頭ですが、「名は体を表す」とはまさにこのことといった名前の由来をもっています。
★レイデオロ・・・スペイン語で「黄金の王」。
★ソウルスターリング・・・魂を揺すぶる様な走りに期待して。
今年も名前負けしないように活躍していってほしいですね!笑
最優秀4歳以上牡馬/牝馬
キタサンブラック(牡・5歳)/ヴィブロス(牝・4歳)
古馬(4歳以上)に贈られる賞は、牡馬はキタサンブラック、牝馬はヴィブロスへ。キタサンブラックは年度代表馬と併せて2部門での受賞となりました。
3月に、各国から実力馬が集う国際G1・ドバイターフを制し、2年前の秋華賞に続いて2つ目のG1タイトルを手にしたヴィブロス。元メジャーリーガーの佐々木主浩投手が馬主ということでも注目されています。
佐々木主浩氏については、所有馬の名前に「ヴ」の文字を入れることや、生まれつき尻尾のない馬「ハルーワスウィート」の子を購入することなど、話し出すとキリがなさそうなのでこの辺にして・・・(気になる方は調べて下さい!)
このヴィブロスも、ハルーワスウィートの子ども。馬名は「ギリシャの地名」に由来しているとか。馬名にはちゃんと「ヴ」の文字が入っていますね!
ドバイターフから帰国して国内初戦のG1・エリザベス女王杯では思うような結果が残せませんでしたが、2018年も更なる活躍に期待したいです。
最優秀短距離馬
レッドファルクス(牡・6歳)
短距離レース最強の称号を手にしたのは、6歳馬のレッドファルクス。名前は「レッド」でも、馬体は「白(芦毛)」。
2016年、2017年に1200メートルのG1・スプリンターズステークスを連覇しています。
1200メートルで短距離と言われても。。。と思いますが、3000メートル以上のレースもある競馬の中では短い距離なんです。
ちなみにJRAで開催されるレースの最短距離は1000メートル。私は1000メートルでも走りたくありません。。。
秋の短距離王者に輝いたレッドファルクスは、春に開催されるG1・高松宮記念(1200メートル)での短距離春秋制覇を目指しているそう。今年もスピード感溢れる短距離レースを賑わせてほしいですね!
陸上競技で短距離走に分類されるのは400mまで
最優秀ダートホース
ゴールドドリーム(牡・4歳)
ここまで芝コースのレースにまつわる表彰馬を紹介してきましたが、続いては最優秀ダートホースの紹介です。ダート馬からは、距離や性別・年齢に関わらず、1頭だけが最優秀ダートホースとして選ばれます。
今年は、フェブラリーステークスとチャンピオンズカップの両G1を制したゴールドドリームが選ばれました。2017年のダートG1完全制覇の戦績で、文句なしの選出です!
2018年に5歳となるゴールドドリームは、これからの成長が楽しみな1頭。まずは2月に開催されるG1・フェブラリーステークスで連覇を目指します。うまにちでも取り上げようと思いますので、芝だけでなくダートレースにもご注目下さい!
砂は上を走るものじゃなくて、中で温まるものですよね…!
最優秀障害馬
オジュウチョウサン(牡・6歳)
最後に紹介するのは、「最優秀障害馬」。陸上で簡単に例えると、ハードル走のようなものです。これまでうまにちでは一度も触れたことが有りませんでしたが、実は今、障害レースで敵なしの最強馬がいるんです!!最優秀障害馬に選ばれた「オジュウチョウサン」です!
生垣や竹柵、水濠などの障害物を越えながら競争をする障害レース。オジュウチョウサンは、2017年4戦4勝と無敗を誇り、さらに遡ると8連勝中(全て重賞レース)という異次元の強さ。。。向かうところ敵なしの状況ですが、みなさんにぜひ見てほしいレースが!2017年の最終戦、12月23日に開催されたG1・中山大障害です。大逃げを打つ2番人気のアップトゥデイトを、10馬身以上離れた2番手で追いかけ、ゴール直前で計ったかのように差し切り勝利。これは言葉では言い表せないほどの名レースなので、[2017 中山大障害]でぜひ検索を!!
2018年はどんな馬が活躍するのでしょうか!?
2017年度の表彰馬、いかがだったでしょうか。今回紹介した馬は、引退したキタサンブラック以外は2018年も現役ですので、今年も活躍が期待されますね。
今回は受賞を逃した馬や、2017年はあまり力を発揮できなかった馬の中にも、メキメキと力をつけてきている馬がたくさんいますので、2018年のレースも楽しみです!
2018年、キタサンブラックの次に競馬界の主役に躍り出る馬はどの馬なのか!?競走馬にとって生涯一度きりのクラシックレースで活躍する馬はどの馬なのか!?今年も目が離せないレースがたくさんありそうです!これからもいろいろなお馬さんにスポットを当てていきたいと思いますので、1頭でも好きな馬や気になる馬を見つけてもらえると嬉しいです。そのお馬さんが2018年の年度代表馬になるように応援しましょう!!
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