【てつスポ】第4回「幾千の日吉神社と二つの第一橋梁」 | 家族で楽しめる熊本の鉄道スポット
寒いですね!
こちら鉄道を楽しめるスポット「てつスポ」をご紹介するブログなのですが、
寒さに負けた私は子育てひとコマ漫画に逃げていました。しばらくぶりです。
そうしてるうちに、息子ユータが3歳、娘カーコが1歳になりました!
特にカーコの成長はといったらもう。こないだまであんなにか弱かったのに。
ほ乳瓶にかぶりつく今の目つきは、まるで立ち合い前の白鵬関のような鋭さです。
カーコさん。この立ち合いからかち上げが来ます
言葉も少しずつ出てきていますが、
絵本でライオンを見ると、なぜか決まって「がおー」って言うんです。
なんだかどう猛な子に育つ気がしますね。
ライオンではありませんが、冒頭写真の狛犬は熊本市南区・日吉神社のもの。
お参りからのてつスポ、行ってきました!
がおー
日吉 = ひよし ← ひえ ← ひえい
まずは日吉神社のことから。
全然知らなかったのですが、「日吉神社」という名前の神社は全国に多数あり、
関連神社も含めると、その数実に3800社とか! ※1
その源流をたどると、「日吉」はもともと「ひえ」と呼んでおり、
「ひえ」とは、「ひえい」、つまり比叡山にある「日吉大社」の事を指すそうです。
比叡山延暦寺とも縁が深い、由緒ある神社なのでした。ひえー! ※2
寒さを押して訪れたはいいものの、天気に恵まれなかった週末。
吹き付ける寒風が予想以上に強い…!
ブログ更新の使命感が折れそうになりながらも、何とか境内へ。
社殿の階段下にカーコさんのベビーカーを置き、お賽銭からの二礼二拍手一礼。
目を閉じてお祈りしていると、がさがさしたものが頭を通り過ぎていきます。
運よく(?)神職の方がお祓いしてくれたのでした!
しかもわざわざ階段を降りてきてカーコにまでがさがさ。いいんですかそんな大サービス!
※1 日吉大社 > 全国の日枝神社・日吉神社との関係はありますか?
※2 日吉大社 > 「日吉大社」の正式名称はなんですか?
さて、心を落ち着けつつ、本題のてつスポです。ふう。
今回は、この日吉神社の裏、白川に架かる鉄橋「第一白川橋梁」を見に来ました!
二本木~十禅寺の間に架かるこの第一白川橋梁は、
2010年に現在のものに架け替わった新しい鉄橋です。
近場の鉄橋スポット! ここ狙ってたんですよね~。
寒空の中を、JR豊肥線の車両が通っていきます。
「はっぴゃくじゅうごけい! はっぴゃくじゅうごけい!」
豊肥線の車両は、8割がた815系です。
何度も見た・乗った車両ですが、ユータは相変わらずのハイテンションで見送ります。
鈍色の空、鈍色の車両
下側から列車を見れて満足
もう一つの「第一白川橋梁」
「第一白川橋梁」という鉄橋、実はもう一つ存在しています。
それは熊本市よりはるか上流、南阿蘇鉄道・高森線に架かっているアーチ橋です。
この橋、90年以上も前の昭和2年に完成しているのですが、
谷の両端から橋を吊りながら中央で連結するという、当時としては画期的な工事によって造られました。
その歴史・技術的価値の高さから、土木学会によって「土木遺産」に選ばれています。ひえー!
ひえー!、なのですが…、
実はこの橋梁、先日の熊本地震により大きな損傷を受け、この橋梁を含む半分ほどの区間で再開の見通しが立っていません。
トロッコ列車で知られる南阿蘇鉄道。
部分開通とはいえ再開されているので、近いうちに行って応援をしたいものです。
「どうして? どうして?」が最近の口癖となっているユータさんに、地震の事も含めて話してあげたいなあ。
うん。あったかくなったらね…。
※写真出典 / 土木学会 選奨土木遺産
■所在地 熊本市南区十禅寺2-15-3(日吉神社)
■アクセス ★★☆☆☆
熊本駅からも近く行きやすい場所なのですが、近隣にコインパーキング等を見つけられませんでした。
最寄りの平成駅からもけっこうあり、そこから徒歩は厳しいかも。
■緑 ★☆☆☆☆
川沿いは公園のようになっていて、ゲートボール場なども整備されています。
ですが残念、冬でした…。
■生きもの ☆☆☆☆☆
誰もいない…。ただただ寒い…。
■てつスポ感 ★★★☆☆
橋の走行音とか、車両を下から眺めることのできるアングルとか、ならではのスポットです。
遠くに九州新幹線も見えるよ!(写真うまく撮れず…)
駐車場 なし(お参り目的なら日吉神社に数台あり)
トイレ なし(日吉神社内は未確認)
授乳施設 なし
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