【581号】すてきびと – ガラス作家 假屋園 宏道さん
目次
天草の海が一望できるガラス工房 暮らしの全てが作品づくりのヒントに
目の前に広がる天草の海を見ながら、食器やアクセサリー、照明などの作品を生み出すガラス作家です。「ふるさとの鹿児島に似た海の見える場所に工房を持ちたい」と3年前に和水町から移住。工房の外壁や店内装飾にも假屋園さんの作品が散りばめられています。
学生の頃、ガラスを再利用する工房で「真っ赤に熱せられたガラスが、巧みな手さばきで透き通る作品に変化していくさまに感動した」と言う假屋園さん。その美しさが忘れられず、23歳でこの世界に飛び込みました。
静岡のガラス工房での最初の2年間は自分の作品を作ることができませんでした。しかし、「その間も、暮らしの中で見た風景や風のにおい、出会った人の表情、体験を通して感じたことなど全てが蓄積され、今の創作活動に生かされているのかも」と話します。さまざまな技法を組み合わせ、時には遊び心も加えた作品は光を通すと、天候や使う場所で七変化します。「工房では体験もできるので、多くの人にガラスを身近に感じてもらい、その魅力を伝えていきたいです」
Time Schedule
- 6:00 起床
- 7:30 朝食
- 9:00 オープン 作品制作、接客
- 12:00 昼食
- 17:00 終業
- 19:00 夕食
- 20:00 映画鑑賞
- 23:00 就寝
Information
6月30日(水)まで、中央区西唐人町の「器季家」で行われている「なついろ食卓展」に出品中。