冬のスポーツ「ショートトラック」 熊本で全国レベルの選手育成のために奮闘【すてきびと】
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熊本県スケート連盟 副理事長兼スピード部長 坂本 静明さん
ウインタースポーツとは縁遠いイメージがある熊本で、約30年にわたりショートトラックスピードスケートの指導に当たっています。これまで、国体でリレー種目で連続入賞に導いたほか、2006年・トリノ、10年・バンクーバーと2度の冬季五輪出場を果たした県出身の藤本貴大さんも教え子の一人です。
「競技人口が少なくスケートリンクの数も限られていますが、創意工夫で補っています」
現在、県内唯一のスケートリンクがある南区荒尾のアクアドームで週2回の練習会を実施。小中学生を中心に7~8人が参加します。ただ、同施設のリンクが使えるのは1~3月のわずか3カ月間。それ以外の期間は、走り込みなどの陸上トレーニングをしたり、県外のリンクまで遠征したりしています。
たとえ競技人口が少なくても「一人でも『やりたい』という子がいれば見ないふりはできませんから(笑)」と、指導者としての誇りを見せる坂本さん。「選手も指導者も、大切なのは諦めないこと」と、全国で通用する選手の育成にこれからも情熱をささげます。
Time Schedule
- 6:00 起床、朝食
- 8:00 農作業
- 12:00 昼食
- 13:00 農作業
- 17:00 農作業終了、移動
- 19:00 アクアドームにて指導
- 22:00 帰宅、夕食
- 23:30 就寝
Information
県スケート連盟主催の体験教室(2/12)やショートトラックスピードスケート体験教室(2/1、3、8、10、22)を開催。
坂本さん 090‐8408‐7506