アートで障害者の自立を支援 廃棄される点字用紙をマスクケースに【すてきびと】
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NPO法人 「クローバーアート」代表 甲斐 浩二さん
デザイナーとしてアートに触れる機会が多い甲斐さん。ある時、障害者が描いた蝶(ちょう)の絵を見て「自分は一生かかっても発想できないすばらしいアートだ」と衝撃を受けました。そこでアートを通じて障害者の自立を支援するNPO法人「クローバーアート」を設立。「なかなか出合えない四つ葉(クローバー)は“幸せの象徴”。マイノリティーや障害者を、四つ葉のように温かく受け入れる社会であってほしいという思いを名前に込めました」
これまでアートによるイベントの開催やグッズ制作など、さまざまな活動に取り組みました。そんな中、点字印刷を手掛ける会社で打ち損じなどの理由で廃棄される点字用紙があることを知り、何かに活用できないかと考えるように。「紙質が丈夫で、マスクケースや封筒にぴったり」と2021年に商品化。障害がある人たちに縫製などをお願いし、商品を制作しました。商品ごとに異なるおしゃれなドット柄と、手触りの楽しさが好評です。「雑貨店やセレクトショップなどに置いていただき、多くの人に知ってもらいたい」と話します。
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