正しい仕上げ磨きの方法【子育てラボ】
目次
VOL.466[知る・学ぶ]
乳歯から永久歯への生え替わりの時期は、歯並びが安定しないため汚れがたまりやすいといいます。大切な歯を虫歯にしないための正しい仕上げ磨きの方法を専門医に聞きました。
持ち方
歯ブラシは、ペンを持つように握る「ペングリップ」で持ちましょう。軽い力で歯ぐきに負担をかけることなく磨けます。
基本の磨き方
●歯と平行に毛先を当てる。毛先が広がらない程度の軽い力で歯ブラシを小刻みに動かし、1〜2本ずつ磨く。
●歯と歯ぐきの境目は、歯ブラシを斜め45度にし、歯と歯ぐきの間に毛先をきちんと当てて磨く。
●基本の磨き方に加えて、下記のケアも行いましょう。
奥歯
虫歯になりやすい場所なので、歯の外側、内側に加えて、①かみ合わせの溝②歯と歯の間を意識して磨く。
前歯
歯ブラシを縦に当てて歯と歯の間を磨く(歯の表側と裏側の両方)。
歯間のケア
歯ブラシだけでは落とせない汚れがあるので、週に2回程度は歯間ブラシやデンタルフロスを使いましょう。
仕上げ磨きはいつから始める?
乳歯が生え始めたタイミングで歯のケアを始めましょう。生え始めの時期は、ガーゼで歯を拭う程度でOKです。歯が生えそろってきたら、子どもを床に寝かせ、腕を大人の足で軽く固定。じゃれ合いながら遊びの一環として行いましょう。
いつまで必要?
9~12歳まで仕上げ磨きを続け、それ以降は1人でしっかり歯磨きができるようになるのが理想です。自分でやることは心の成長にもつながります。小学生からはペースを減らしてもOKですが、歯の状態は定期的にチェックしてあげましょう。
教えてくれたのは
ホワイト歯科理事・歯科医師
中西 正光さん
仕上げ磨きは、丁寧な歯磨きを習慣付ける第一歩です。