親子二人三脚で“第三の居場所”を設立 小さな自信を積み上げ、輝ける場所に【すてきびと】
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「3rd place Bird」代表 坂口 京子さん 坂口 史乃さん
中央区新屋敷の「3rd place Bird」は不登校や障害の有無、年齢に関係なく、スポーツやボードゲームを予約制で楽しめる場所です。1年前、坂口さん親子が家でも学校(職場)でもない“第三の居場所”として立ち上げました。
熊本地震やコロナ禍を経験し、「トランポリン教室としての体力づくりだけでなく、人とつながれる場が必要」と痛感した京子さん。高校時代に不登校を経験した史乃さんは、子どもを取り巻く環境の違いに興味を持ち、海外の教育ツアーに参加。「学校以外の友達や休日の過ごし方、人との出会いで人生が変わる」と感じたそうです。
施設名やロゴには、多種多様な鳥のようにいろいろな人が集まり、飛び立つ練習や羽を休めることができる場所に、という思いが込められています。
支援学校に通う生徒が働くカフェや子ども会議でスケジュールを決めるデイキャンプなども実施。「友達を作るきっかけや、自分の得意なこと、楽しいと思えることに気付き、小さな自信が生まれ、一人一人が輝いています。今後もみんなで一緒に、この居場所を育てていきたいです」
Time Schedule
京子さんのある日のスケジュール
- 6:30 起床、弁当作り、朝食
- 10:00 発達支援事業所でスポーツ指導
- 13:00 保育園でトランポリン指導
- 15:00 施設で理科工作教室やボードゲームの準備
- 19:30 帰宅、夕食準備
- 20:30 夕食
- 21:30 30分うたた寝
- 23:00 入浴、読書
- 25:00 就寝
Information
施設利用の対象は、幼児~大学生(応相談、予約制)。カリキュラムは、Instagram/@3rd.place.bird、@rafit.trampolineで確認を。