日本の伝統文化を愛し、挑戦を続ける 習い始めて3カ月で吟詠県代表に!【すてきびと】
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「吟詠コンクール」熊本県代表 マリック マシュー リーさん
今年4月に開催された吟詠コンクールの県大会で、雨の情景を伸びやかな声で歌い優勝したマリックさん。詩吟を習い始めてわずか3カ月での快挙でした。日本の伝統文化をこよなく愛する心で急成長し、優勝をつかみました。
「子どもの頃から歴史が大好き。特に日本の武士道にひかれ、結婚を機に憧れの日本へ来ました。熊本地震後に阿蘇にある日本文化体験施設で働く機会を得て、家族で移住しようと決めました」
武道や茶道、滝行なども体験できる施設で、職員のマリックさんは弓道の有段者で、盆石や和太鼓、茶道など、ほかの日本文化にも深く触れています。その中で昨年8月に研修の一環で初めて詩吟を体験。その音量や表現力など、講師から才能を見いだされると本格的な指導を受けることに。真摯(しんし)に取り組んだ結果が今回の受賞でした。
「詩吟は漢詩をうたい、和歌を朗詠するもので、特に3行目の転句には心が入ります。腹から声を出すので気持ちがいいです。外国人には節回しと濁音の発音が難しいですが、毎日練習をして7月末の九州大会では入賞を目指します」
Time Schedule
- 6:30 起床
- 7:00 朝のコーヒー、子どもたちを学校へ
- 8:30 始業、施設清掃や翻訳業務など
- 17:00 終業後、熊本市内へ
- 18:00 詩吟の練習
- 21:00 帰宅、夕食
- 22:00 入浴、読書
- 24:00 就寝
Information
人生は、学び、チャレンジし続けることが大切。皆さんも自分の目標へ向けて頑張ってください。