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義足の自分が味わった“運転する喜び” 思いを込めた自動車ペダルで社会貢献を【すてきびと】

荒田 晃慎さん
荒田 晃慎さん

バトン合同会社代表社員 荒田 晃慎さん

荒田 晃慎さん
荒田 晃慎さん
1969年、上天草市(旧龍ヶ岳町)生まれ。自営業を営んでいた45歳の時に病気が原因で右足を切断。左足でも車の運転が可能なペダルに出合い、自身も営業を担当。2019年に起業し、「バトンペダル」の開発・普及に努める。

自動車の運転時に、踏み込むとブレーキ、横にずらすとアクセルと、1つのペダルで2つの役目を果たす「バトンペダル」。開発した荒田さんは、8年前に病気で右足が義足となり、一度は運転を諦めかけました。

「入院中に1枚でアクセルとブレーキの操作ができるペダルの存在を知りました。早速、自分の車に装着し、再び運転できた時の喜びは鮮明に覚えています」。その後、自身と同じような境遇の人にペダルの存在を知ってもらうため、ペダルの営業を手伝うようになりました。3年前には、さらなる普及を目指して自ら開発・販売を手掛ける会社を立ち上げました。

現在は、荒田さんの思いに賛同する企業や学校、自治体などの協力を得ながら、製品の改良に加え、ペダルを装着した車の試乗会を開き、認知度アップに努める日々。そのかいあって徐々にマスコミなどでも取り上げられるようになりました。「足に障害がある人の運転支援やアクセルとブレーキの踏み間違い防止など、社会貢献につながれば」との使命感を胸に、誰もが安全に運転を楽しめる社会の実現を目指します。

Time Schedule

  • 4:30 起床
  • 5:00 事務作業(メールチェックなど)、朝食
  • 10:00 開発打ち合わせ、試乗会、営業回りなど
  • 18:00 帰宅、夕食、事務作業
  • 23:00 就寝

Information

「バトンペダル」に関する詳しい情報は
https://batonpedal.com/

記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

荒田 晃慎さん

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