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家族との再会を果たすため 過酷な抑留生活に耐えた男【カルチャールーム】

(C)2022映画「ラーゲリより愛を込めて」製作委員会 (C)1989 清水香子
(C)2022映画「ラーゲリより愛を込めて」製作委員会 (C)1989 清水香子

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ラーゲリより愛を込めて 12/9(金)公開

第2次世界大戦の後、旧ソ連軍の強制収容所(ラーゲリ)に抑留された日本兵の実話をつづった辺見じゅんのノンフィクション小説を映画化した人間ドラマです。

1945年8月、捕虜としてシベリアの強制収容所に送られた山本(二宮和也)は、日本で彼の帰りを待ち続ける妻モジミ(北川景子)と幼い子どもたちと再会するために、過酷な状況に耐え続けますが…。

厳しい寒さの中での重労働、少ない食事…。絶望的な状況でも希望を失わず明るく生きる山本。次第に変わっていく捕虜仲間たちだけでなく、見ている私たちも前向きになれます。『糸』など人間ドラマの名手・瀬々敬久監督らしい作りです。北川や松坂桃李ら共演者たちも好演しています。

ポジティブな気分で年末を過ごせる、強さと温かさに満ちた感動作です。
(フリーライター 上妻祥浩)

[上映館]

  • TOHOシネマズ熊本サクラマチ・はません・宇城・光の森
  • ユナイテッド・シネマ熊本
  • イオンシネマ熊本

記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

(C)2022映画「ラーゲリより愛を込めて」製作委員会 (C)1989 清水香子

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この記事を書いた人

映画解説・研究者、フリーライター。映画検定1級。熊日から「週刊文春CINEMA」まで神出鬼没。RKKラジオ「ニュース515プラス」毎月第1金曜日に出演中。家ではチワワとウーパールーパーの飼育員。『シン・ゴジラ』に出ていることだけが自慢。

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