「もったいない」から生まれたヘルシースイーツ「ほんきのしょうがおなかクッキー」【し～ずのいいね！】

2023年2月2日

SDGsという言葉を覚えた娘は、地球や人に優しいモノ・コトに興味津々。節水を心がけたり、食べ残しをゼロにしたり、手話を覚えて聴覚障がい者と積極的にコミュニケーションを図ったり。毎日いろんなことにアンテナを張り、「これも地球を良くすることにつながるんじゃない？」と報告し合うのが日課になりました。今回ご紹介する『ジンジベル』（合志市）の「ほんきのしょうがおなかクッキー」(1個183円）も、SDGsな一面を持つスイーツです。

実はこちら、同社の人気商品「ほんきのしょうが糖」を製造する際にどうしても出てしまう割れたかけらと、地元・合志市の豆腐店から出るおからから作られています。どちらも何もしなければ廃棄されてしまうものを使い、アイデアでおいしく変身させているんです。

「このクッキーを作る前は、『ほんきのしょうが糖』が売れれば売れるほど廃棄量も増えて複雑な思いでした。もちろん、既存商品の材料の一部として使うなど工夫してきたのですが、消費が追いつかなくて…。課題解決のために、『割れたかけらをメイン素材に使った新商品を作ろう』と試行錯誤して完成したのが『ほんきのしょうがおなかクッキー』なんです」と、振り返る代表の山本智衣さん。

「しながら」食べられるヘルシースイーツ

商品開発に際し、ターゲットを「美容と健康に欲張りな働く女性」に絞り、仕事や家事を「しながら」口にするシーンを想定。飲み物がなくても食べやすく食べこぼしも少ないように、こんにゃくマンナンや寒天を原材料に練り込んであり、しっとりした食感です。さらに「バッグに入れて持ち歩きやすいように」との思いから棒状にし、いつでもどこでも口にポイっと放り込めるように一口サイズに４等分するという配慮も光ります。

気になる味わいは、熊本県産ショウガを皮ごとたっぷり使っているため、ピリッと感が心地よく甘さは控えめ。商品名に「ほんきの」と付いているだけあり、ショウガ好きな方もうなるほど風味が引き立っています。