子どもの制作物を管理するときの心得【子育てラボ】
[VOL.504]知る・学ぶ
保育園・幼稚園などで作る子どもの制作物をどのように管理するか迷うことはありませんか? 子どもの大切な作品を扱うときの心得と管理の方法を専門家に教えてもらいました。
step1 子どもの制作物との向き合い方を知ろう
子どもの思いが詰まった制作物には、心や成長の過程が現れるもの。制作物の管理方法は、子どもと一緒に考えましょう。
(1)一緒に考える
制作物の管理には、飾る・写真に残す・処分するなどの選択肢があります。子ども自身が制作物を最終的にどうしたいのかを一緒に考えることで、子どもは自分にとって必要な物と不必要な物を判断する力が身に付きます。
(2)意見を尊重する
「子どもが作品をどのように扱ってほしいか」と「親がどう管理したいか」が同じとは限りません。自分で判断できる年齢の場合は子どもの考えを尊重し、その後どう管理していくかを一緒に考えて。幼少期は保護者の判断でOK。子どもの反応を見ながら管理方法を考えましょう。
step2 家庭に合った管理術を見つけよう
子どもの性格やライフスタイルによって管理方法はさまざま。Step1を参考に、管理の方法を実践しましょう。
(1)飾る
特別な場所や目に付くところに飾ることで、子どもは「大切にされている」と感じ、自己肯定感が高まります。飾る数が多くなると特別感が薄れてしまうので、子どもと一緒に飾る数や期限などのルールを決めましょう。
(2)写真に残す
子どもに作品を持たせて撮影するのがお勧め。子どもが何歳の時に制作した物か分かるので、子どもの成長も感じることができます。
(3)スマホケースに入れて持ち歩く
絵や手紙など小さくて平面のものなら透明のスマホケースに入れるのも◎。新作ができるたびに入れ替える楽しみも増えます。
(4)残す・保管する
ずっと残しておきたい物は、専用ボックスに保管しましょう。作品をビニール袋で保護したり、防虫剤を入れたりすると劣化を防げます。
(5)処分する
収納ボックスなど片付ける場所に入りきれなくなったら捨てる、など処分の方法も子どもとルールを決めておきましょう。