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世界を極めた女性指揮者を襲う数々のトラブルと苦悩【カルチャールーム】

(C)2022 FOCUS FEATURES LLC.
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TAR/ター 5/12(金)公開

名女優ケイト・ブランシェットが天才女性指揮者役に。これ以上のはまり役はないと思えるキャスティングの人間ドラマです。

世界最高峰のオーケストラで女性として初めての首席指揮者に就任、作曲家としても活躍するリディア。順風満帆に見えた彼女ですが、仕事のプレッシャーや過去のハラスメントが告発されたことで窮地に陥り、追い詰められていきます…。

気品と風格を兼ね備えたブランシェットには、天才で高慢なリディアはまさにうってつけ。数多くの映画賞で主演女優賞に輝いたのも納得です。リディアの心の闇が次第に深くなっていく様子は、彼女の熱演と緻密な演出で大迫力。おかげで、実在の人物の物語だと勘違いした人が多くいたそうですが、リディアは架空の人物です。

ブランシェットの魅力と実力を最大限に生かした、見応え満点の映画です。

(フリーライター 上妻祥浩)

[上映館]

TOHOシネマズ熊本サクラマチ・光の森

記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

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この記事を書いた人

映画解説・研究者、フリーライター。映画検定1級。熊日から「週刊文春CINEMA」まで神出鬼没。RKKラジオ「ニュース515プラス」毎月第1金曜日に出演中。家ではチワワとウーパールーパーの飼育員。『シン・ゴジラ』に出ていることだけが自慢。

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