カフェで発達障害の相談を受ける 娘を育てた経験生かし、理解広める活動も【すてきびと】
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「ほわっと」店主 荒木 敏代さん
注意欠如多動症(ADHD)と学習障害(LD)がある娘を育てた経験から、自身が営むカフェの2階で、食事を提供しながら発達障害の子を持つ保護者や当事者の相談にのっています。
「娘は幼い頃から、先生からの一斉指示が理解しにくい子どもでした」。中学生になると急激に成績が落ち、軽度の発達障害と診断されました。荒木さんは発達障害について調べ、娘の苦手なところを丁寧にフォローしながら励まし、手探りで子育てをしてきました。
カフェをオープンしたのは5年前。かつて、娘の成績が悪いことに小言を言い、マンガのせいにして勝手に捨てたことや、夜に一人で泣いたこともあったと明かします。そんな経験から「同じような立場の人たちが気軽に話せる場をつくれば、経験談から誰かの解決の糸口を見つけられるかもしれない」と思い立ったのがきっかけでした。
娘は現在、高校で取得した調理師免許を生かし熊本市内の病院で働いています。「自分が苦手なことを素直に伝えられるような世の中にしたい」。周囲の理解が進むよう学校や地域、企業などでの講演活動にも積極的です。
Time Schedule
- 5:00 起床。出勤する娘の見送り
- 8:00 カフェの開店準備
- 11:30 開店
- 18:30 閉店後、そば屋でアルバイト
- 22:30 帰宅
- 翌1:00 就寝
Information
お店や活動の詳細はFacebookやInstagramで。
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