インターハイ、国体で2冠達成 目指すはパリオリンピック！【すてきびと】

陸上競技女子短距離界で期待のホープ。8月のインターハイで100m、200mを制したのに続き、鹿児島国体でも100m、300mで2冠を達成しました。

陸上選手だった母親の影響で、陸上を始めたのは小学2年の時でした。しかし、なかなかタイムが振るわなかったり、中学ではけがで1年間競技ができなかったりと、つらい日々でした。

頭角を現したのは、高校生になってから。技術的な練習だけでなく、それまでは経験したことのない筋力トレーニングを追加したことが一因です。県大会を突破し、最後のインターハイでは、「これまでの練習が自信につながり、“自分ならできる”という思いで走り抜けました」と振り返ります。ゴールした瞬間、「コーチや仲間はもちろん、一緒に走り込みをしてくれたきょうだいの顔が浮かんできた」と言います。

控えている競技会がひと段落したら、「家族でユニバーサル・スタジオ・ジャパンに出かける予定にしているので楽しみ！」と笑顔。卒業後は大学で競技を続ける予定。「目指すは日本代表！」と言い切る瞳には、パリオリンピックの景色が映っているようです。