木工技術を競う全国大会で銀賞に 世界大会優勝に向けさらに腕を磨く【すてきびと】
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株式会社ナスク 木工職人 梅田 聖泰さん
昨年11月に開催された、さまざまな職種の技術を競う「技能五輪全国大会」の建具部門で銀賞に。日本代表として、今年9月にフランスで開催される世界大会に出場します。
全国大会は2年前に続き、2度目の挑戦でした。時間内に指定の図面通りに木工作品を作り、その過程や完成度の高さを審査されます。図面は事前に発表されますが、大会前日に仕様変更も。「応用力が試されます。2年前は、パーツを規定よりも小さく作ってしまい、やり直しになりました」と苦笑い。その悔しさをバネに、会社の先輩に助言をもらいながら、毎日練習を重ねました。
2年に1度開催される世界大会。今回の全国大会は、世界大会出場の選考も兼ねていました。ただ、金賞を受賞して世界大会に挑戦できるのは23歳まで。梅田さんは今回がラストチャンスでした。「手応えを感じたのですが、結果は銀賞。金賞の方は年齢制限で世界大会に出場できず、繰り上げで自分が日本代表に。うれしさより、金賞を受賞できなかった悔しさが強いです」とストイックな感想も。「日本代表になったからには、もちろん世界1位を目指します」
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梅田さんのInstagram(@u_useiya)では、世界大会へ向けた練習の様子などが更新されています。