幼い娘の失踪が起こす波紋 石原さとみが迫真の熱演!【カルチャールーム】
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ミッシング 5/17(金)公開
『ヒメアノ〜ル』などの吉田恵輔監督が、持ち味の骨太さで描く人間ドラマです。
静岡県のある町で起こった幼女失踪事件の行方を、幼女の両親(石原さとみ、青木崇高)、母の弟(森優作)、地元のテレビ局の記者(中村倫也)を中心につづります。
その中で起きる両親の苦悩、薄れていく世間の関心、マスコミへの対応、家族に対するネットの心無い攻撃…といった、さまざまな問題が徹底してリアルに描かれます。しかし、リアル故にクスッと笑える部分もあり、しんどい物語を見やすくしています。
そして、精神的に追いつめられ次第に暴走気味になる母親を、第1子の産休後初の映画出演となる石原が圧巻の熱演。自身が母親になったことで出た迫真の演技でしょう。
息詰まるリアルさの中におかしさや救いも織り込んだ感動の秀作です。
(フリーライター 上妻祥浩)
※上映館に誤りがありましたので、修正しています。
上映館
- TOHOシネマズはません・光の森
- ユナイテッド・シネマ熊本
- イオンシネマ熊本
- 熊本ピカデリー