サッカー選手から焼肉店へ転身 より愛され、喜ばれる店を目指す【すてきびと】

益城町田原にある人気店「焼肉もりかわ」の3代目・森川泰臣さんは、ロアッソ熊本や藤枝MYFCなどでプレーした元Jリーガー。現役引退後、2018年から家業を手伝うようになりました。

「長男なので、いつかは自分が店を継ぐのかなという思いはありました。熊本地震を乗り越えて店を再建する両親を間近で見て、家族として支えたいという思いも強かった」と森川さん。

地震後、店の再開を望む地元の方たちの声に触れたことも家業を継ぐ決断を後押ししました。現在は肉のカットや接客、アルバイトのシフト決めなどを担当し、オーナー見習いとして両親の仕事を間近で学んでいます。

店では選手としての経験が生かせる場面もあると言います。「100点を常に目指して努力しなければいけないことや、どんな接客なら喜んでもらえて次も来ていただけるか、お客さんの様子を観察し、適切な判断と声掛けで信頼関係をつくることが大切なのは、サッカーと同じですね」と笑います。

良質な肉を提供するだけでなく、付加価値をつけてさらに愛される店を目指し、益城町から元気を発信します。