ダイニングカフェ彩│熊本城の全貌が一目でわかる絶景レストラン
熊本のシンボルである、熊本城の旧城域は周囲約5.3キロメートル。総面積約98ヘクタールもあることをご存じでしょうか。
広大な広さを持つ熊本城を一望できるのが、熊本市役所の14階に展望フロアにある「ダイニングカフェ彩」です。大きな窓からは、圧巻の眺望が広がっています。
今回はカダイニングカフェ彩で、天下人の気分になりながら美味しい日替わりランチと国内外のお城好きを唸らせる広大な景色を堪能してきましたので、ご紹介します。
外国人観光客も注目の、熊本城全域を見渡せる圧倒的な眺望が魅力
「ダイニングカフェ彩」の店内に入ると、まず圧倒的な眺望に驚きます!これはその一部!
天守閣を中心に熊本城域全体を見渡すことができます。このような熊本城の展望を見ることができるのはここならでは。
ダイニングカフェ彩からの眺望の評判は、海を渡り今や世界中からお客さんが来られるとのこと。
近くに住む私たちも、ダイニングカフェ彩からの景色を楽しまないともったいないですよね♪
家庭ではなかなか味わえない創作メニューの数々とその秘密!
ダイニングカフェ彩でいただいたのは「本日のデリランチ」1,300円。
コース料理を思わせる洋食の数々。まずは、こちらにご注目!これは何だと思いますか?
その見た目からハンバーグかなと思っていたので、食べてびっくり!なんと、中身は大根でした!
こちらは出汁が染みた大根を豚バラで巻き、甘辛い田楽味噌で味付けがしてある「大根 丸豚バラ巻き 田楽味噌」という一品。
噛んだ瞬間、じゅわっと大根とお出汁の水分が口の中であふれ出てきました。
田楽味噌で味付けされしっかり焼き上げられた豚バラの食感とみずみずしくジューシーな大根の食感も面白く、とても印象的に残る料理でした。
本日のデリランチは、日によって内容が変わるお肉と魚が入った和洋折衷のフレンチ。この日は次の6品でした。
- 大根 丸豚バラ巻き 田楽味噌
- 手羽チューリップさつま芋詰めとじゃが芋チーズ焼き
- 長崎産マトウ鯛とヤダイフのポワレ
- 南関揚げと小松菜のナムル
- ライス
- かぼちゃのポタージュ
メイン料理に肉(チキン)と魚(マトウ鯛)の両方が入っているという贅沢さ!
日替わりなので、訪れた時にどのようなお料理に出会えるかも楽しみの一つです。
「ダイニングカフェ彩」は上通や熊本県立劇場にフランス料理店などを構える今年創業20周年を迎える「七彩」のグループ店の一つ。
実績ある料理人が作る、見た目にも味にも素材にもこだわった本格的なフレンチが、1,000円台からいただけるのは、とてもうれしいですね!
手作りデザートとドリンクのセットメニューで優雅なカフェタイム
「本日のデリランチ」(1,300円)は、追加料金で次のセットを注文できます。
- 選べるドリンクセット 1,500円
- 選べるドリンク・本日のデザートセット 1,800円
ランチだけでなく、デザートも日替わりという本格派!この日は「クリームチーズとリンゴのタルト」でした。
また、デザート(自家製タルト 600円)や各種ドリンク(450円~)は、単品でも注文できるので、カフェとしても利用できます。
キッズプレートやお子様用の椅子をご用意!予約で宴会にも利用可能
キッズプレート880円や子供用の椅子もあるので、お子様連れでも安心です!
また、2日前までのご予約限定で夜の利用も可能!単品はなくコース料理限定です。
詳しくは店舗にお問い合わせください。
眺望の楽しみ方と、今しか見れない復旧中の熊本城の姿に注目!
眺望にはいろんな見どころがありますが、今の注目は、こちらの重要文化財の櫓群!
(2024年10月上旬、「ダイニングカフェ彩」から撮影)
西南戦争前の火災も免れ400年以上前の姿を残す貴重な櫓群ながら、熊本地震の影響で、いよいよ復旧工事に入りました。完了めどは2028年。この角度からの景色は貴重です。
そして、各テーブルには眺望をより楽しんでもらうために、次のようなシートが用意されています。
こちらのシートは震災前から変わらないもの。窓から見える熊本城の春夏秋冬の景色や、熊本地震前の熊本城が載っており、現在の熊本城の風景と比較することができます。
シートの表記は「復元」となっていますが、現在は熊本地震からの「復旧」計画や工事を実施中です。
熊本城が復旧していく工事の様子は、今を生きる私達しか見れません。熊本城全体の復旧見込みは2052年度と言われています。ここからの眺望は今しか見られない貴重な風景ですね!
熊本市役所と共に歩んできた20年
「ダイニングカフェ彩」は、熊本市役所が現在の場所に竣工した昭和56年(1981年)から営業していた前身のお店から引き継ぎ、約20年間熊本市役所と共に歩んできました。
熊本県産の食材を使う「地産地消」の取り組みを実践。「食べ残しゼロ」の活動にも積極的に参加しています。
2016年の熊本地震の時はダイニングカフェ彩も被災したそうですが、窓から見た熊本城の被害の大きさにより胸を痛めたとか。
地震の混乱の中、ダイニングカフェ彩のある熊本市役所の14階奥が、熊本地震の被災者の届け出を受け付ける会場になりました。
そこでダイニングカフェ彩では、市役所を訪れる被災された方々を元気づけようと、お得な価格のランチを作ってふるまわれ、多くの方にご利用いただけたそうです。私はこの話をきいたとき、つい涙が出ました。
まとめ
市役所の目の前が熊本市電の「熊本城・市役所前」電停です。お車でお越しの際は、近くに熊本市役所の駐車場やコインパーキング(提携等はなし)をご利用ください。
ぜひ、熊本城の雄大な景色を眺めながら、素晴らしい料理やデザートを楽しんでみてはいかがでしょうか。
ダイニングカフェ彩
住所 | 熊本市中央区手取本町1-1 熊本市役所14階 |
---|---|
TEL | 096(328)2954 |
Webサイト | https://www.facebook.com/diningcafesai.kumamoto |
営業時間 | 11時~17時、夜は予約限定営業(予約受付2日前まで) |
休業日 | 日曜(12/29~1/5休業) |
席 | ランチ30席、夜80席 |
駐車場 | なし(ただし熊本市役所駐車場、近くにコインパーキング有) |