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習い事や保育料などで家計厳しく 必要資金をどう捻出すればいい?【家計簿チェック】

お金のプロがズバリ!家計簿チェック 今回答えてくれるのは佐藤ななみさん

目次

“お金のプロ”がズバリ!家計簿チェック

Aさんの家族/熊本市在住

Q.習い事や保育料などで家計厳しく 必要資金をどう捻出すればいい?

育休中の妻が、新年度から復職予定です。収入は、扶養の範囲内で月8万円程度を見込んでいますが、保育料など月6万円ほどかかりそうで、あまりプラスにはなりません。

上の子の塾や習い事など、負担が大きく、削りたいところですが、「成績が悪くなるのでは?」と思うと削れません。先々は、下の子にもいろいろ習わせてあげたいですが、今の家計だと難しそうです。

下の子の小学校入学前には購入したいと考えている家の資金も思うようにたまりません。必要資金を今後、どのように捻出すればよいですか。

A.優先順位の付け方がポイント 積み立て方法については検討を

ポイントは、

  1. 住宅購入
  2. 教育費
  3. 妻の働き方

ーの3点について、どのように優先順位を付けるかだと思います。

まずは住宅の予算から。入学前という時期的に、保育料は無償になっているはずですが、教育費はかけたい意向を強くお持ちのようです。収入額が変わらないことを前提とすれば、住宅ローンの返済額は、現在の家賃までが上限ではないでしょうか。そうなると、借入額の目安は3500万円(35年返済)前後となり、物件価格の相場観から、新築はハードルが高いかもしれません。予算内で中古住宅を検討する、または新築にこだわるなら、将来的に妻がフルタイム勤務にシフトするなどの選択肢になるかと思います。

次に教育費の件。お子さんは塾や習い事をいくつも頑張っておられるのですね。「負担が大きく、削りたい」でも「成績が悪くなるのでは?」との複雑な親心を受け取りつつ、お子さん自身は現状をどのようにお感じなのか尋ねてみたくなりました。

最後に、金融資産残高の約半分と、月々積立金の全額をiDeCoに置かれていることが気になりました。いったんiDeCoに入れた資金は60歳まで引き出せません。その手前に控える教育費ピーク期にも活用できるよう、一部をNISAに組み替えるなど、今後の積み立て方法の変更をお勧めします。

記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

お金のプロがズバリ!家計簿チェック 今回答えてくれるのは佐藤ななみさん

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この記事を書いた人

ライフプランを柱に、家計管理・住宅資金・保険・資産形成に関する講座やコンサルティングを展開。NPO法人ら・し・さ理事として、終活やエンディングノートの普及・啓発活動にも取り組む。

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